フロスをするか死を選ぶか!歯科医が歯間ブラシやデンタルフロスを勧める理由
誰もが毎日必ず行う習慣、歯磨き。老いも若きも、起床後や就寝前、食後や人に会う前など、さまざまな状況下で毎日必ず歯磨きをされていると思います。そして、あなたはどの程度の時間をかけて歯を磨いていますか?「朝は忙しいから」と手短に済ませていませんか?今回は、どのくらいの時間をかけて歯磨きをすべきか、歯科医師からの回答をご紹介します。
目次
1.磨いた時間ではなく、どれだけ丁寧に磨いたかが重要!
歯科医師に下記のような質問をしています。
何分磨いたか?
というより
どれだけ丁寧に磨けたか
ということの方が重要です。
実際に以下のような研究もあります。
1日3回普通に歯磨きを行なった人と
1日1回ですが、非常に丁寧に歯磨きを行なった人とでは
効果にさはないとう報告もあります。
例えば、歯ブラシ以外にもデンタルフロス(糸ようじ)は非常に効果が高いですし、
歯間ブラシが入るような方は1日1回でも良いので
確実に歯間ブラシをご使用されることが良いです。
アメリカでは
1997年にアメリカ歯周病学会が
“ FLOSS OR DIE ”
という歯周病スローガンを発表しました。日本語にすると
“ フロス か 死か ”
つまり
“フロスをしますか?それとも死にますか”
という怖い話です。つまり
「デンタルフロスをしないで歯周病になって、それが原因で病気になり死んでしまってもいいのですか?」
という話です。でも歯ブラシだけでも最低限5分はかかりますよね。
1〜3分ではほとんど取れてないと言ってもいいと思います。
歯科医師の回答によれば、「どのくらい時間をかけて磨いたか」より、「どれだけ丁寧に磨いたか」が重要なようです。1日に3回普通に歯磨きをした人と、1日に1回丁寧に歯磨きをした人とで、差がほとんどないというのは驚きですね。
2.進行するまで気が付かない!?歯周病の本当の恐ろしさ
歯科医師は回答の中で、フロスと歯間ブラシをすすめています。中でもフロスに関しては、なんとも強烈で衝撃的なアメリカの歯周病スローガンを紹介しています。「“FLOSS OR DIE”(フロスか死か)」かなり極端ではありますが、歯周病はそれだけ怖い病気であるということを訴えています。
虫歯は痛みを感じますが、歯周病は進行するまで痛みが伴わないことが多く、気が付いた頃には重症化しているケースが多いようです。まだ具体的な症状が無いからとケアを怠っていると、50代で歯周病に苦しんでしまうかも知れません。
歯周病になってしまうと、毎週のように歯医者さんに通ってクリーニングをしたり、症状を繰り返して終いには歯を失ってしまう可能性もあります。そうならないためにも、フロスや歯間ブラシなどの補助器具を使用して、普段の歯磨きを丁寧に行う必要があります。
歯ブラシが届きにくい歯と歯の間の歯垢をフロスでしっかり取り除く習慣を、この機会に取り入れてみてはいかがでしょうか。フロスの使用方法は、歯医者さんでも教えてもらうことができます。将来、歯を失わないためにも予防歯科に取り組みましょう。
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