なぜ歯医者さんは3ヶ月に一回の定期検診をすすめるのか?
突然ですが、歯医者さんはどれくらいの頻度で通っていますか?
痛みや腫れ、歯がしみるなどの具体的な症状が出ないとなかなか歯医者さんに行かないという方が多いのではないでしょうか。
ちょっと面倒くさいかもしれませんが、虫歯の予防には、セルフケアのほかに歯医者さんへ定期的に通うことが大切です。その理由について歯科医師に聞きました。
目次
1.虫歯は自然には治らない!定期的な通院が予防のカギ
歯科医師に以下の質問をしました。
初期の虫歯の場合、エナメル質(歯の表面)が一旦溶けますが、だ液に含まれる成分やフッ素を塗ることで、溶けてしまったエナメル質を強化して溶けにくくします。また、自然治癒を促し、虫歯の進行を防ぐことができます。
初期の虫歯とは、歯に穴が空いていない虫歯の一歩手前のような状態です。定期的に歯医者さんに通っていれば、この初期の虫歯の状態で、フッ素を塗る、クリーニングをおこなうなど適切な処置をしてもらうことができます。
ですが、定期的に歯医者さんに通っていない場合、虫歯の発見が遅れ、痛み出してから歯医者さんに通うことになります。その際、痛い思いをしながら歯を削り、通院の期間も長くなる可能性もあり身体的、経済的にも負担が増えてしまいます。
2.なぜ虫歯予防には3ヶ月に1回の定期検診が必要なのか
先ほど、定期的に歯医者さんへ通うことが良いとご説明しましたが、その頻度としては3ヶ月に1回をおすすめします。
磨き残しや汚れがやがてネバネバとしたバイオフィルム(プラーク)になります。バイオフィルムはうがいやデンタルリンス、歯磨きでは落とすことができません。
そのバイオフィルムが3~4ヶ月で作られ、次第に歯を侵食して虫歯になってしまいます。ですので、その前に歯医者さんできれいにしてもらうことが大切です。
できる限り抜かない、できる限り自分の歯を残すためには、治療よりも予防がなによりも大切です。
しばらく歯医者さんに行っていない人は、定期検診に行ってみてはいかがでしょうか。
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