歯科医師が警告!歯が痛いときにやってはいけない5つのこと
歯の痛みが出たとき、どうしていますか?
軽い痛みなら歯医者に行くのも億劫だから自分なりの対処方法でなんとなくその痛みをやり過ごしてしまう、なんてことはありませんか?
実は歯の痛みについて自己判断するのはとても危険なことなのです。
放置していたら重症化して、細菌が脳まで達して死に至る、なんてケースもなくはないのです。
今回は、歯の痛みが出て我慢できないときに、これはやってはいけないという例をご紹介します。
勝手な自己判断をせずに、きちんと歯医者に行くようにしましょう。
アルコールはNG
痛みを紛らわせようとアルコールに頼る人がいます。
しかし、アルコールを飲むのは避けるべきです。
アルコールを摂取すると、体内の血液循環が良くなります。
そうすると、炎症がひどくなり痛みが逆に強くなることがありますので、避けた方が賢明です。
激しい運動をしない
そのような余裕はないと思いますが、激しい運動をすると体温が上がり、アルコールを飲んだ時と同様、血流が良くなります。
虫歯で歯が痛む時は、神経にまで虫歯が進んでいると考えられます。
血流が良くなると、歯の神経の中に流れている血液も拡張してより痛みを増大させることに繋がります。
お風呂で体を必要以上に温めない
お風呂に入って体を温めるのも、血流が良くなり上記と同様に痛みを強めることになるかもしれません。
なので歯が痛い時には、湯船に長く浸かったりせず、シャワー程度で短時間で済ませることを推奨します。
喫煙をしない
たばこを吸うのも危険です。たばこの刺激で痛みが酷くなってしまったり、歯周病が酷くなってしまったり、何より治るのが遅くなってしまいます。
愛煙家はなかなか我慢し難いでしょうが、歯が痛い時だけはたばこをなんとか我慢してください。
歯を触る
歯が痛いと気になってついつい触ってしまいますよね。
これはほとんど無意識のうちに触ってしまっている事が多いですが、痛む歯を触ってしまうとばい菌が入ってしまったり、余計に症状を酷くしてしまうので絶対に触らないように。
舌で触れるのももちろんNGです。冷たいものや熱いものがしみるときはわざと患部に冷たいもの、熱いものを当てて症状の確認をする、ということをついやってしまいがちですがこれを繰り返すことによってより症状を悪化させてしまうことがあります。
わざと痛いことをしないようにしましょう。
監修日:2020年2月5日
監修医 プロフィール
藤本 俊輝
日本大学歯学部歯科補綴学教室Ⅱ講座兼任講師
日本補綴歯科学会 専門医・指導医
日本磁気歯科学会 認定医
日本口腔インプラント学会 専修医
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