重病の元にもなる歯周病!口臭や歯の痛みの初期段階で見つけるべし!
「歯周病」と聞くとすごく重症なイメージを思い浮かべますよね。
実際、歯周病になると本当に困ることが多いです。
歯がぐらついて食べ物は満足に食べられない、痛みに悩まされて私生活にも悪影響が及ぶなど、その影響は大きいです。
また、歯周病は、動脈硬化、脳梗塞、誤嚥性肺炎、心筋梗塞、心内膜炎、糖尿病、低体重児出産、早産等に関係すると考えられています。
歯周病が原因で、様々な病気になってしまう可能性が潜んでいるのです。
ですから、歯周病にならないために日々の歯のケアはとても大切なことなのです。
今回は、歯周病のおそれが疑われる症状を紹介します。
今一度、自分の歯の状態を振り返るきっかけにしていきましょう!
歯茎が赤くなり出血
この症状が出たら歯周病に注意です。実際、この症状を思い浮かべる人は多いでしょう。
歯周病以外でも歯茎が赤くなったり出血したりすることはありますが、実は歯周病の場合は何もしなくても歯茎が赤くなっていることが多いのです。
また、ちょっとした刺激で出血するため、歯みがきをするたびに歯茎から頻繁に出血する人は一度診てもらいましょう。
歯が伸びた感じがする
歯周病になると歯茎がやせ細ってきて、だんだん歯茎が下がってきます。
そうなると、なんとなく歯が伸びたように感じられるのです。
なんとなく歯が伸びた、長く見えるようになったというサインを見逃さないよう、鏡でできるだけ毎日チェックするように心がけましょう。
口臭がひどい膿が出る
歯周病が進んでくると、歯茎全体が腐敗してきます。
その腐敗が原因で歯茎から膿が出たり、またひどい口臭がしたりするのです。
ここまで歯周病が進行してしまうと、それ以外にも歯がぐらぐらとしてくることに気づくかもしれません。
こうなってしまったら一刻も早く歯医者に行くべきですが、こうならないように気を配るのが大事です。
冷たい熱いに敏感に
歯周病が進行すると、歯茎がやせて歯茎の中に埋まっていた歯の部分が出てきます。
冷たいものや熱いものがこの部分にしみるようになります。
単なる虫歯の場合も冷たいもの等がしみますが、歯周病の場合になるともっと広範囲でしみた感じになるので、いつもよりひどいと思ったら注意です。
まとめ
このような症状が出ていないでしょうか?
もし不安ならば早め早めの診療、対策が必要です。
楽しい人生に歯の健康は欠かせませんから、歯のケアをおろそかにしないようにしましょう!
監修日:2020年2月5日
監修医 プロフィール
藤本 俊輝
日本大学歯学部歯科補綴学教室Ⅱ講座兼任講師
日本補綴歯科学会 専門医・指導医
日本磁気歯科学会 認定医
日本口腔インプラント学会 専修医
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