有効な口臭対策とは? 自分では気付きにくい口臭・・・さまざまな原因があります!
自分の口臭の状態ってどうしても気になってしまいますよね。
しかし、なかなか自分ではっきりと口臭の状態に気づくのは難しいです。
頻繁に手で口を覆って調べるわけにもいきませんし、喋っていてもいちいち意識する暇はありません。
もし自分の口臭が少しでも気になりだしていたら、その口臭が発生する原因を探ってから対策を講じることを考えましょう。
口臭は歯茎や消化器官の異常があったり、さまざまなことが原因で発生してしまいます。
自分でなかなか気づけないものですから、口臭についてよく理解しておきましょう。
口臭が強くなるメカニズム
そもそもなぜ口臭が発生するのでしょう?その原因は口の中にあるガスです。
口の中では、食べかすなどに含まれる菌が腐敗させることで、口臭の原因となる揮発性硫黄化合物というガスが発生します。
また、歯周病などの病気が原因となって口臭が発生することもありますが、これについても揮発性硫黄化合物が原因です。
歯周病により口の中の環境が変化した結果、臭いの元となるガスが発生し口臭が起こると言われているのです。
口臭を招く原因
具体的にはどのようなことが口臭に繋がるのでしょうか?
・唾液不足:もし、唾液が不足していると口の中を十分に洗浄することができず口臭の原因となると言われています。
・歯周病・虫歯:これらが原因でできた穴や隙間に食べかすが溜まり、やがて腐敗し強いにおいの元となります。
・舌苔:舌苔とは舌の上にある白い物質のことです。唾液の不足や食べかすが溜まること、口の中の上皮組織と呼ばれる不要な組織が溜まることなどが原因の一つです。
・胃腸の不調:胃腸の不調で口臭を招く理由は消化力が低下していることが原因と言われています。
有効な口臭対策
口臭対策には様々なものがあります。
ガムやタブレットで匂いを消す方法もありますが、根本的な解決にはなりません。
あくまで一時的なものです。適切に対処するには、口の中の汚れを落としたり、臭いの成分を分解すること、そして乾燥を防ぎ臭いの原因を増殖させないことが肝要です。
そのために日々の丁寧な歯磨きはもちろんのこと、緑茶の「葉緑素」やリンゴの「ポリフェノール」などの成分を摂取して臭いの成分を消すことも有効です。
また、食の生活習慣を改めて胃に負担をかけないようにしたり、こまめにうがいをして乾燥を防ぐことも大事です。
臭い消しなどで一時的な対処はできますが、自分の口臭はキツイと感じている方は、こうした根本的な対処を試みるようにしましょう。
監修日:2019年11月20日
監修医 プロフィール
藤本 俊輝
日本大学歯学部歯科補綴学教室Ⅱ講座兼任講師
日本補綴歯科学会 専門医・指導医
日本磁気歯科学会 認定医
日本口腔インプラント学会 専修医
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