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2020-01-10 掲載

歯科医師が教える!良い歯医者を見分ける6つのポイントとは?

歯医者を見分ける6つのポイント
皆さんは、日本全国にどれくらい歯科医院があるのかご存じですか?その数なんと、68,000院以上(厚生労働省「医療施設(動態)調査」2015年)。
コンビニエンスストアの数よりも多いというのは有名ですが、特に人口が多い都市部では、1つの駅に10軒近くの歯科医院があることも珍しくありません。
そんなにたくさんの選択肢がある中、どうやってかかりつけの医院を選ぶべきか悩んでいる方はたくさんいることでしょう。
そこで今回は、歯科医師の秋山恵里奈先生に「信頼できる歯科医院」の見分け方を伺いました。
果たして、プロが選ぶ歯科医院とは?かかりつけ医院がある方もない方も、ぜひチェックしてみてください。
 
<目次>
歯医者を見る6つのチェックポイント
 
【ポイント1】認定医資格を持っている?
【ポイント2】診療環境は充実している?
【ポイント3】きちんとコミュニケーションを取れる?
【ポイント4】一口腔一単位の治療をしてくれる?
【ポイント5】検査を十分にしてくれる?
【ポイント6】しっかり時間をかけて診てくれる?
 

通院前に確認しておきたい歯医者を見るポイント

まずは、実際に通院するまえに確認できるポイントから見ていきましょう。
最近では、多くの歯医者さんがホームページを持っています。診療スケジュールだけではなく、さまざまな情報を発信していますので、ぜひチェックしてみてください。
 

【ポイント1】認定医資格を持っている?

まずは、ホームページの歯科医師プロフィールを確認し、認定医資格を持っているかをチェックしてみましょう。
歯科医師はきびしい国家試験に合格した方のみが就ける職業ですが、その中でさらに分野別の学会認定資格を取得する方もいます。
これを「認定医」といい、一定以上の経験年数を積むことや研修への参加、論文提出など、各学会が定める条件をクリアした歯科医師にのみ資格が与えられます。
学会によっては、認定医の上に専門医、指導医の資格を設け、さらに厳しい条件を課していることもあります。
 
ただし、この学会自体は自由に設立できるものであり、実際に歯科に関する学会は数多く存在します。
つまり、プロフィールに「◯◯認定医」と記載があっても、その資格を保証する学会の規模や歴史、認定条件のレベルはさまざまです。しかし、数多くある学会の中で「厚生労働省が認めている」学会の資格は、以下の5つしかありません。
 
・口腔外科専門医((社)日本口腔外科学会)
・歯周病専門医(特定非営利活動法人日本歯周病学会)
・歯科麻酔専門医(一般社団法人日本歯科麻酔学会)
・小児歯科専門医(一般社団法人日本小児歯科学会)
・歯科放射線専門医(特定非営利活動法人日本歯科放射線学会)
 
上記以外の学会の中には、指定の研修を受けると資格を取得できるものもあります。

<参考>医療に関する広告が可能となった医師等の専門性に関する資格名等について

 
とはいえ、認定医になるには一定以上の知識・経験が必要なことも確かです。
その上の専門医・指導医ともなれば、さらにベテラン歯科医師が多くなります。「認定医=良い歯医者」ではなく、「認定医=歯科医師が力を入れている分野」として、見るときに参考にすべきポイントの1つといえるでしょう。
歯周病なら歯周病専門医、子供の虫歯治療なら小児歯科専門医など、自分が受けたい治療とその歯科医師の得意分野が合っているどうかをチェックしてみてください。
 

【ポイント2】診療環境は充実している?

おしゃれなインテリアが配置され、院内にはアロマのいい香りが漂っている…。そんな良い意味で「歯科医院らしくない歯科医院」が最近増えてきていますよね。
このように、自分が好感を持てる環境であるかどうかも、かかりつけ医院を決める上では重要なポイントになります。
例えば小さなお子さんがいるお母さんなら、キッズルームがあるのかどうかを見ておくことがおすすめです。
最近では、保育士が常駐した託児所を併設している歯科医院などもあります。また、診療室の形態も医院によってさまざまです。
完全個室にして、患者さんが周りの目を気にせず治療を受けられるようにしている所もあれば、診療台との間をパーテーションで区切るのみにして、複数のスタッフで患者さんの状態を確認できるようにしている所もあります。
一概にどちらがいいとはいえませんので、自分の好みに合わせて選びましょう。
 
さらに、コンサル室を設けているのかどうかは、患者さんとのコミュニケーションに対する姿勢の表れでもあります。
コンサル室とは、患者さんの話を聞き、検査結果や治療方針について説明をするための空間です。
診療台で話をするのとは違い(診療室が個室の歯科医院を除く)、「他の患者さんに聞かれるのではないか…」という不安がないので、気兼ねなくじっくりと相談できるでしょう。
 
このように、ホームページを見るだけでもさまざまな情報を手に入れられます。
「通院してから合わなかったと転院するのは気が引ける…」という方は、最初の2つのポイントに気を付けて、自分に合った歯科医院かどうか、事前に情報収集をしてみてください。
 

●通院後に確認しておきたい良い歯医者を見るポイント

ホームページだけでもチェックできるポイントをご紹介してきましたが、やはり実際に行ってみないとわからないこともあります。良さそうな歯科医院には実際に足を運び、以下のポイントをチェックしてみましょう。
 

【ポイント3】きちんとコミュニケーションを取れる?

かかりつけ歯科医院を選ぶ上で最も大切になるのは、やはり歯科医師との相性でしょう。
自分が「この先生なら信頼できる」と思えることが、何よりの安心材料になります。そして、その信頼を作る唯一ともいえる手段がコミュニケーションです。
きちんとこちらの話に耳を傾け、希望に沿った治療をしてくれるのか。
現在のお口の状態や治療方法・費用などについて、納得いくまで丁寧に説明してくれるのか…。これらは必ずチェックしておきたいポイントです。
 
近年では「インフォームドコンセント(説明と同意)」という言葉が広く認知されるようになり、歯科医療の現場でも、患者さんとのコミュニケーションを重視するようになっています。
とはいえ、「歯科医師と患者」である以前に「人と人」なので、相性の良し悪しはどうしてもあるものです。自分の目線と感覚で、快適にコミュニケーションが取れるのかどうかを確かめてください。
 

【ポイント4】一口腔一単位の治療をしてくれる?

「一口腔一単位の治療」とは、お口全体を1つの単位としてとらえ、部分的ではなく口腔全体の状態を改善することを優先した治療のことを指します。
具体的な例を挙げて考えてみましょう。例えば、前歯が抜けてしまってブリッジ(両隣の歯で支える義歯)を装着しているAさんがいるとします。
この方の悩みは、義歯がすぐに外れてしまうことです。何度つけ直しても同じように外れてしまいます。その度に職場や自宅の近所にある歯科医院で相談しますが、繰り返しつけ直すだけで、状況は改善しません。
そこでAさんは、評判のB歯科医院に相談に行きます。するとその先生が「Aさんの場合、奥歯がしっかり噛み合っていないために、前歯に負担がかかりすぎています。
奥歯の治療をしてからつけ直せば、もう外れることはありませんよ」と教えてくれました。
つまり、義歯が外れる度に治療を担当していた何人かの歯科医は、急患対応として問題のある前歯の状態を治療していたのですが、新しく相談したB歯科医院の先生は、お口全体の状態を見て、根本的な治療=一口腔一単位の治療を提案してくれました。
 
上記はやや極端な例ですが、このようにお口全体を見て治療を進めてくれる先生は、健康を考えてくれる先生といえるでしょう。
悪い所だけではなく、お口全体が今どのような状況にあるのかを説明してくれるかどうかは、ぜひチェックしてほしいポイントです。
 

【ポイント5】検査を十分にしてくれる?

十分な検査をせずに、適切な治療をすることはできません。
特に初診のときは、患者が痛みなどを訴える部分以外にも異常がないかを確認しなければならないので、お口全体の検査を行う必要があります。
 
検査と一口に言ってもさまざまですが、主なものとしてレントゲンの撮影が挙げられるでしょう。
これにより、歯茎に隠れた部分の状態も把握でき、肉眼での観察では発見できない異常も見つけられます。
また、口腔内写真を撮影し、変化の記録を保管しておく歯科医院もあります。
これには、歯科医師だけでなく、患者さん本人も治療の経緯を目で見て把握できるというメリットがあるのです。
どんな検査をしてくれるのか、注意深く確認してみてください。
 

【ポイント6】しっかり時間をかけて診てくれる?

歯科治療が好きという方は、あまりいないでしょう。
きちんと麻酔が効いていて痛みがなかったとしても、やはり「できるなら受けたくないもの」であるはずです。したがって、治療時間は短いほうが良いと考えている方は多くいると思います。
しかし、質の高い治療を行うには、やはりある程度の時間を要します。例えば、虫歯を削って詰め物を入れるとしましょう。
詰め物を入れるまでにかかる時間が同じだった場合、患者さんに噛み心地を確認しながらベストな状態まで調整すれば、どうしてもより長く時間がかかってしまいます。
さらに、患者さんの話を聞いたり、今日の治療内容について説明したりするためにも時間が必要です。
治療が短い=悪い治療というわけではありませんが、必要な治療・説明を丁寧に行うだけの時間を確保してくれないのは、転院を考えてしまいますよね。
 

かかりつけ歯科医院を変えたくなったらどうしたらいい?

ご紹介した6つのポイントをチェックして、かかりつけの医院を変えたいと思った場合はどうすればよいのでしょうか?
答えは、好きなタイミングで転院して問題ありません。治療の途中でも大丈夫です。どうしても納得・信頼できない歯科医師の治療を受け続けるよりは、速やかに新しい歯科医院を探したほうがよいでしょう。
歯科医院を変える=転院する場合は、現在かかっている歯科医院に、これまでの治療の経緯や現在の状態を確認しておくとベターです。新しい先生に説明しやすくなり、よりスムーズに治療を再開することができます。
 
歯科医院は、老若男女を問わず長く付き合っていく医療機関の1つです。ぜひ本記事を参考にして、信頼できるお口のパートナーを見つけてくださいね!

 

<参考>
平成27年医療施設(動態)調査|厚生労働省

 

医科歯科ドットコム編集部コメント

いい歯医者さんの見分け方、わかりましたか?さっそく医科歯科.comを使って探してみてください。
プロフィール画像であったり、キッズスペースの有無であったり、今回の記事で学んだことを色々試すのにうってつけだと思います。
いい歯医者さんでいい治療が受けられれば、言うことなしですね!

 
監修日:2020年01月06日
 

監修医 プロフィール

医療法人社団 輝 藤本歯科長洲医院
藤本 俊輝
歯学博士
日本大学歯学部歯科補綴学教室Ⅱ講座兼任講師
日本補綴歯科学会 専門医・指導医
日本磁気歯科学会 認定医
日本口腔インプラント学会 専修医
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