そうならないために知っておきたい!総入れ歯の費用とその使い心地とは
高齢になると、虫歯や歯周病など様々な理由で自分の歯が少なくなり、後期高齢者では約13本しか自分の歯が残っていない、また3人に1人が総入れ歯を使用しているというデータがあります。(※1)
人生100年時代といわれている昨今、少しでも永く自分の歯でおいしい食事を楽しみたいものですが、いざ、総入れ歯にせざるをえないとき一体いくらかかって、食事にはどのような影響があるのでしょうか。歯科医師に聞きました。
目次
1.総入れ歯の費用は保険適用と適用外で全く異なる
歯科医師に以下の質問をしました。
そのほか型取りやかみ合わせをとるのにりょうきんが別途かかります1割の方であれば負担金はもっと安くなります。負担金0割の方であれば保険内の入れ歯は負担金はありません。
歯科医師の回答によると、保険適用の総入れ歯の場合は価格はおおよそ決まっているようです。
1割負担であれば約¥3,000~¥4,000
3割負担であれば約¥10,000~¥16,000
保険外の入れ歯の費用は20万円前後と保険適用と保険外とでは負担する額に大きな開きが見られます。理由としては、保険外で作製する場合はその入れ歯に使う金属種類が異なるからです。
2.自分の歯と入れ歯では噛む力は半分に?固いものが食べにくくなる
実際に総入れ歯で食事をしたときは自分の歯とはどのような違いがあるのでしょうか。歯科医師に聞きました。
歯科医師の回答によると、自分の歯と入れ歯を比べるとどうしても噛む力が3割から5割ほど落ちてしまいます。入れ歯に慣れれば、ある程度のものは噛むこともできるようですが、固いものやスルメやお刺身は噛みにくくなるようです。
しっかり自分に合った入れ歯を歯医者さんで作製・調整をしてもらい、入れ歯を使った噛み方の練習も必要なようです。
3.入れ歯になる前にまずは予防のために歯医者さんに受診を
前述のように、保険適用の総入れ歯であっても結構負担が大きいように思えます。そこに、金属アレルギーの方はアレルギーの起きない素材のものや金属不使用のものに変えるなど細かい要望をプラスすると、さらに費用がかさみます。
入れ歯にすることで固いものを食べにくくもなってしまうので、できれば入れ歯にせずに少しでも永く自分の歯で食事ができるようにすることが大切です。歯を失わないためにも今のうちから予防を徹底しましょう。
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〈参考ページ〉
(※1)厚生労働省:「生活習慣病予防のための健康情報サイト」e-ヘルスネット,情報提供,歯・口腔の健康,歯の喪失,歯の喪失の実態 閲覧日:2019/12/16
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