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2019-12-16 掲載

口元のコンプレックスのせいでコミュニケーションが苦手・・・長年の悩みを、歯科治療で解決!

出っ歯すきっ歯
多くの方が、ひとつは持っているであろう、容姿に関するコンプレックス。コンプレックスは人によってさまざまですが、「自分の口元がどうしても好きになれない」という方も少なからずいらっしゃるかと思います。
人と話すとき、笑ったとき…どうしても人の視線は口元に集中します。そのため、中には口元のコンプレックスからコミュニケーションが苦手になっているケースも見受けられます。
今回はよくある口元の悩み別に、解決方法を歯科医師に紹介してもらいました。長年の悩みを、歯科治療で解決してみませんか?
 

「出っ歯」を治したい方向けの治療法

口元の悩みとしてよく聞かれるもののひとつとして、「出っ歯」が挙げられます。美しい横顔の条件に鼻と唇、あごを結ぶ「エステティックライン」がまっすぐかどうかという基準があります。
出っ歯の人は唇が前に出ているので、ラインが鼻やあごから浮いてしまいます。なお、「鏡で横顔を見ても、自分が出っ歯なのか、いまいちよくわからない」という方は、鏡を正面に置いて、唇をそっと閉じてみてください。
このときに閉じた唇の隙間から前歯が見えたり、見えなくてもあごに梅干しのようなシワができたりする場合は、正常な位置よりも前歯が突出しているといえます。
では、出っ歯を治す歯科治療には、具体的にどのようなものがあるのでしょうか?
 

出っ歯の治療法1 ワイヤー矯正

歯1本1本にブラケットと呼ばれる器具を装着し、そこにワイヤーを通して力をかけ、歯を徐々に動かしていく矯正治療法です。月に1度ほどのペースで通院し、ワイヤーを調整する必要があります。
日本では最も一般的な矯正治療で、矯正歯科を扱っている歯科医院であれば、基本的にどこでも対応してくれます。
症例数が多く、研究も進んでいるため、安心感があるのが魅力です。また、マウスピース矯正・舌側矯正などの目立たない矯正に比べて、相場も安くなっています。
状態にもよりますが、80万円ほどと考えておいてください。なお、ワイヤー矯正は見た目が良くないと敬遠する方もいますが、透明なブラケットや白いワイヤーを選ぶことで目立ちにくくなります。
見た目が気になる方は、担当の歯科医師に相談してみるといいでしょう。
 

出っ歯の治療法2 マウスピース矯正

名前のとおり、一人ひとりの歯に合わせて作られたマウスピースを使用する矯正治療です。薄く透明な素材のマウスピースを使うため、見た目にほとんど変化がないことが大きな特徴です。
日本では認知度が高いとはいえませんが、アメリカではすでに矯正治療の主流となっています。ワイヤー矯正との違いは、まず取り外しができる点にあります。
ワイヤー矯正は自分で取り外すことができませんが、マウスピース矯正は自由に取り外して、装置を気にせずに食事や歯磨きができます。また、矯正治療ではどうしても避けられない痛みも、ワイヤー矯正に比べて小さいといわれています。
矯正治療における痛みは大きく分けて2種類あり、その1つが「装置が粘膜に当たることによって生じる痛み」です。
しかし、マウスピース矯正は、表面が滑らかなプラスチックでできているため、ワイヤー矯正と違って粘膜を傷付けることがないのです。
 
そしてもう1つの「歯に力がかかることによる(歯を動かすことによる)痛み」も、マウスピース矯正のほうが小さいとされています。
ただし、これはワイヤー矯正に比べて歯が動きにくいことの表れでもあります。一概にはいえませんが、マウスピース矯正はワイヤー矯正に比べて矯正力が弱く、治療期間が長くなる傾向があります。
場合によっては、ワイヤー矯正を併用して患者さんの負担を軽減するケースもあるのです。
 
なお、マウスピース矯正を成功させる最大のポイントは、患者本人がきちんと装置を装着することにあります。
自由に取り外せる分、痛みや違和感を覚えるとどうしても外したくなってしまいがちです。
しかし、それではいつまで経っても結果につながりません。「自分はあまり意志が強くないんだよなぁ…」という方は、ワイヤー矯正のほうが向いているかもしれません。
 

出っ歯の治療法3 舌側矯正(裏側矯正)

歯の内側(舌側)に装置をつける矯正治療法です。通常のワイヤー矯正(治療法2)と同じ装置を取り付けますが、正面からは見えないので、周囲からは矯正をしていると気付かれにくいでしょう。
舌側(ぜっそく)矯正は、特に出っ歯を治す場合には最適な矯正法といわれています。
なぜなら、表側矯正に比べて奥歯を固定する力が強いからです。一般的なワイヤー矯正の場合、矯正装置で前歯を引っ込めるはずが、奥歯が前に移動してしまうことがまれにあります。
しかし、奥歯をきちんと固定する舌側矯正では、そのリスクは極めて低くなります。
また、歯の裏側に装置があることで、舌で前歯を押す癖を改善することもできます。歯が突出する原因のひとつに、常に舌で前歯を押し出していることがあります。
しかし、装置に舌を押し当てると痛みを感じるため、治療期間中に自然と悪い癖が直るのです。
 
ただし、舌側矯正にもデメリットがいくつかあります。まず、ワイヤー矯正に比べて費用が高くなることです。
詳細な費用は歯科医院によって異なりますが、上下両方の歯で120万円ほど(ワイヤー矯正より40万円ほど高い)と考えておきましょう。
また、装置があることで舌の動きが制限されますので、さ行・た行・ら行が発音しにくくなることも大きなデメリットです。
練習すれば徐々に装置をつけたままでも発音できるようになりますが、慣れるまでには1~2ヵ月ほどかかるとされています。さらに、舌側矯正は歯の状態によって選択できないこともあります。

出っ歯の治療法4 セラミック治療(補綴)

とにかく短期間で出っ歯を治したいという方には「セラミック治療(補綴)」です。セラミック治療とは、整えたい歯を削って、理想の形に整えたセラミックの被せ物を装着する治療方法のことです。
この治療方法の最大のメリットは、やはり短期間で治療が完了することでしょう。
セラミックの被せ物を作成する期間を入れても、数週間で治療が完了します。また、被せ物を装着するまえに、仮歯を入れて仕上がりを確認できることも大きなメリットです。
ほかの矯正治療でもシミュレーション画像を見せてくれる場合はありますが、やはり実際に自分の口へ仮歯を入れて確認するほうが圧倒的にわかりやすいでしょう。
もし仕上がりに不満があれば、要望を反映させた被せ物を作成でき、満足度の高い結果になるはずです。ただし、セラミック治療(補綴)をする場合は、必ず神経の扱いを確認しておく必要があります。
歯の生え方によっては、神経を取らなければならないこともあるからです。神経を取り除いてしまった歯は、割れたり欠けたりするリスクが非常に高くなります。治療で神経を取る必要がある場合は、そうしたデメリットも十分理解した上で選択するようにしてください。

なお、セラミック治療(補綴)の費用は、1本あたり10万円ほどです。
セラミックは自費の被せ物になるため、どうしても治療費が高額になります。また、上の歯だけではなく下の歯も出っ歯の場合は、上下の歯を治療する必要があります。
 
 
このように、矯正治療には長い期間を要します。そのため、通いやすい歯科医院を選ぶことが重要なポイントです。
「評判のいい先生がいるから」と無理して遠方の歯科医院を選ぶと、あとで思わぬ負担がかかってしまいます。
また、矯正治療は装置を外したあとも、歯が後戻りすることを防止するためのケアを行う期間が必要になります。
そのため、例えば1年後に遠方への転勤になる可能性がある場合には、治療を始めるタイミングに十分注意する必要があります。どのくらいの治療期間が見込まれるのかは、歯科医師に聞いてみるといいでしょう。
 

すきっ歯(正中離開)を治したい方向けの治療法

歯と歯のあいだに目立つ隙間があると、どうしてもコンプレックスになり、見た目に自信を持てなくなりがちです。
「そうはいっても歯を大きくすることはできないし…」とあきらめている方、決してそんなことはありません。手軽にできる治療方法もありますので、ぜひ検討してみてください。

すきっ歯の治療法1 歯と歯のあいだをレジンで埋める

歯と歯の隙間を「コンポジットレジン」というプラスチック素材で埋めれば(隙間の両サイドにある歯を素材で大きくすれば)、簡単にすきっ歯を治すことができます。
しかも、コンポジットレジンは特殊な光を当てれば短時間で固まる性質を持っており、治療に時間がかからないのがうれしいポイントです。
価格も安く、比較的少ない負担でコンプレックスを解消できるでしょう。ただし、コンポジットレジンは時間の経過とともに変色します。数年おきにつけかえる必要があることは覚えておいてください。

すきっ歯の治療法2 ラミネートベニア

すきっ歯を治すには、歯の表面を削って薄いセラミックを貼り付ける、ラミネートベニアという治療も効果的です。
セラミックを歯の隙間を埋めるよう大きめに作れば、すきっ歯を簡単に改善できます。治療期間もセラミックの作成期間を含めて1週間ほどと短く、基本的には2回の通院で完了しますので、比較的手軽にできる治療といえるでしょう。
また、治療前に色の白いセラミックを選べば、口元の印象を明るくできるのも魅力です。ただし、セラミックを使用するため、費用はどうしても高めになります。相場は1本あたり5~10万円です。
 
このほかにも、「出っ歯の治療法」でご紹介した各種矯正治療を選ぶという選択肢もあります。
なお、前歯の真ん中にのみ大きな隙間が空いている場合は、「上唇小帯付着異常(じょうしんしょうたいふちゃくいじょう)」である可能性があります。上唇小帯とは、上の歯茎中央部分にある縦方向の「すじ」のことで、上唇とつながっています。
この上唇小帯が長いと、前歯の中央に入り込んですきっ歯の原因になるのです。この場合は、最初に上唇小帯を歯茎から切り離してから、矯正などの治療を行う必要があります。
 

歯のがたつき「叢生(そうせい)」を治したい方向けの治療法

歯が生える位置にずれがあり、ガタガタとしたラインになっている状態を「叢生(そうせい)」もしくは「乱杭歯(らんぐいば)」といいます。
叢生は見た目が良くないだけでなく、噛み合わせが悪かったり、汚れが溜まりやすかったりといったデメリットもあるため、早めに治療することをおすすめします。
 
主な治療方法としては、「出っ歯の治療法」で紹介した矯正が中心です。ワイヤー矯正・マウスピース矯正・舌側矯正のほかに、奥歯の歯並びに問題がなければ、前歯だけに装置をつける部分矯正を選択できる場合もあります。
また、セラミック治療(補綴)【出っ歯の治療法4】も選択肢として挙げられますが、がたつきの程度がひどい場合は適しません。
まずは一度通院し、自身の歯の状態や予算を含めた希望に合う治療方法を、歯科医師と相談するといいでしょう。
 
このように矯正治療以外にも、意外と手軽に試せる治療方法があります。
「歯に不満があるけれど、生まれつきだから仕方ない…」とあきらめていた方は、この機会にぜひ歯科医院で相談してみてください。
 

医科歯科ドットコム編集部まとめ

出っ歯やすきっ歯にはいろいろな治療法があり、値段の幅も様々なのですね。
医科歯科.comでは色々な歯科医院毎にどのような治療をいくらで行っているのかがまとめてあります。
治療を受けようと思ったら、まずは歯医者さんで相談してみてください。
 
監修日:2019年10月23日
 

監修医 プロフィール

医療法人社団 輝 藤本歯科長洲医院
藤本 俊輝
歯学博士
日本大学歯学部歯科補綴学教室Ⅱ講座兼任講師
日本補綴歯科学会 専門医・指導医
日本磁気歯科学会 認定医
日本口腔インプラント学会 専修医
歯科医師監修
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