金属アレルギーがある人の歯科治療は大丈夫?入れ歯になる前に考えること
保険診療の部分入れ歯では、固定させるために金属のバネを使用します。金属アレルギーの方でもこのような入れ歯を使用できるのでしょうか?今回、歯科医師に金属アレルギーの方の入れ歯治療について伺いました。どの金属にアレルギー反応があるかきちんとアレルギー検査が必要なようです。
目次
1.金属を使わない入れ歯は作製できるが自費になるかも?
歯科医師に下記のような質問をしています。
金属アレルギーと一口に言っても、実は色々な種類があります。きちんと皮膚科で金属アレルギーの有無を検査したうえで、歯科医師に相談しましょう。こちらの歯科医師の回答によれば、アレルギーの原因となる金属を使用しなければ、問題なく入れ歯を使用できるようです。
自費診療であれば、金属を使用しない「ノンクラスプデンチャー」というものもあります。メタルフリー素材であるため見た目も自然です。また、部分入れ歯ではなく総入れ歯であれば、保険診療でも金属を使用しないため、金属アレルギーの方も使用することができます。
自費診療の入れ歯は、取り扱う種類や価格は医院により異なります。また、まれにプラスチックがアレルギーとして出ることもありますので、素材選びは歯科医師とよく話し合い慎重に選択してください。
2.金属アレルギーのリスクになる部分入れ歯にしないために
金属アレルギーでも治療はできますが、やはり自費診療になってしまうと費用の負担が大きくなってしまいます。歯を失わない為に、何も症状がない時から予防に取り組むことが何よりも大切です。
毎日の歯磨きをていねいに行うこと、デンタルフロスや歯間ブラシを使用すること、そして定期的に歯医者さんで歯のクリーニングを行うことが、あらゆる予防につながります。欧米では「予防歯科」への意識が高く、自己管理や身だしなみの一つとして考えられています。
お口は身体の入り口であり、口腔ケアが全身の健康に影響を与えます。特に歯周病は歯を失う最も大きな要因で、歯周病が糖尿病に関係するとも言われています。将来の健康を考え、お口の健康維持として予防に取り組んでみてはいかがでしょうか。
歯医者さん検索サイトである医科歯科.comでは、「予防歯科」で「ネット予約・電話予約」ができる歯医者さんが5,693件(2019年12月13日現在)あります。「土日診療」や「21時以降」など絞り込み検索もできます。定期的に通いやすい歯医者さんを見つけるために、ぜひ利用してみてください。
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