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2019-12-04 掲載

歯科医師監修!毎日がんばっているその歯磨きの仕方間違ってませんか?

歯磨きの仕方

1日2回歯磨きをしている場合、1年で730回も歯磨きをしている計算になります。子どものころに正しい歯磨きの方法を教えてもらった人も、毎年これだけの歯を磨いていれば、しだいに自己流のアレンジが加わっていくのはごく自然なことです。毎日しっかりと歯磨きをしていれば、基本的に虫歯になることはありません。それでも歯に痛みを感じたり、出血が多かったりする場合は、磨き方が間違っている可能性があります。正しい歯の磨き方をもう一度おさらいして、健康な歯を維持していきましょう!
 

これだけは覚えておきたい3つの基本!

まずはおさらいです。どれも基本的なことですが、長年ブラッシングをしているとついつい忘れがちになってしまいます。「初心忘るべからず」の精神が大切です。
 

ポイント1「ブラシを歯の表面にしっかり当てる」

ブラシを歯の表面にしっかり当てないと歯垢は落ちません。当たり前のことですが、実行できている人はそれほど多くないのです。その理由は「歯の形状」にあります。一口に歯といっても、薄くて先端が鋭利な「前歯」、太くて先がとがった「犬歯」、臼のように平らな「奥歯」など、形状はそれぞれです。すべての歯を同じように磨いてしまうと、必ず磨き残しが出てしまいます。一本一本の形を意識して、ちゃんと毛先が当たっているかどうかをチェックしてみてください。
 

ポイント2「ブラシは小刻みに動かす」

人によっては歯が斜めに生えていたり、他の歯に押しやられて奥または手前に歯がずれてしまっていたりすることがあります。このような場合、ブラシを大きなストロークで動かしてしまうと、磨けない歯がでてきてしまいます。これを避けるためにも歯を一本ずつ磨いていく感覚で、ブラシを小刻みに動かしていきましょう。幅の目安は1センチぐらいです。ゴシゴシこすって磨くというよりも、振動で歯垢を落とすと言ったほうが近いかもしれません。
 

ポイント3「力を込めない」

歯を磨くとき、力はほとんど必要ありません。理想的な強さは100~150グラム程度と言われています。これはだいたい毛先がほんの少し曲がる程度の力です。力を入れすぎると毛先が大きくたわんでしまい、歯に接触する面積が少なくなってしまいます。力を入れると歯垢などの汚れがたくさん取れるような気がしますが、実はかえって逆効果なのです。
 
まずは上記の3点を意識して磨くようにしてみてください。この基本を守るだけでも汚れの落ちが段違いになります。薬局では歯科医院で使用される「歯垢染色剤」が売っているので、磨き残しを知るためにも、初めのうちはこれを使ってみるといいかもしれません。
 

磨き忘れを減らすためにも「流れ」を決める!

歯磨きをするときに重要なのが「流れ」を決めることです。前歯から磨こうと、奥歯から磨こうと、どこから磨き始めようと特に変わりはありません。磨く人の自由です。しかし、その日の気分で順番を決めるのは危険です。
 
外出先で家の鍵をかけたかどうか不安になってしまうことがあるように、歯磨きも習慣になるとつい無意識でやってしまいます。自由に磨いてしまうと、かみ合わせ部分を忘れたり、歯の裏を忘れたりなど、「本人は磨いたつもりでも実は磨いていなかった」という、いわゆる磨き忘れが生じてしまうのです。このような「磨いたつもり」をなくすためにも自分なりの流れを決めておきましょう。
以下のようにざっくりとしたものでも問題ありません。
1.右下奥歯の外側から下前歯方面に進み、左下奥歯の外側まで磨く
2.そのまま左下奥歯の舌側から下前歯方面に進み、右下奥歯の舌側まで磨く
3.今度は右上奥歯の外側から、1と同じように反対側の左上奥歯の外側まで磨く
4.そのまま左上奥歯の舌側から、2と同じように右上奥歯の舌側まで磨く
5.最後にかみ合わせ部分を磨く
このように自分なりの流れを決めておけば、次にどこを磨けばいいのかすぐに分かります。磨き忘れは虫歯や歯周病に直結するので大変危険です。健康な歯を保つためにも、ぜひ試してみてください。
 

まとめ

歯磨きの基礎を守りながら、一本一本丁寧に磨くとだいたい1回10~15分はかかります。鏡の前でずっと磨くのは疲れてしまいますから、テレビを見ながら、インターネットをしながら、スマホでゲームをしながらなど、「ながら磨き」がおすすめです。歯垢は軽くブラッシングをするだけで取れるので、仕上げにちょっと鏡を見て磨けば問題ありません。

ただし、注意したいのは「磨きすぎるとかえって悪影響になる」ということ。磨きすぎると歯が傷ついたり、歯肉が下がって歯の根元が露出したりします。この状態になると、
・何かが接触したときにピリピリとした痛みを感じる
・冷たい飲み物や食べ物を口にしたときにしみる
・歯肉から少し出血する
など、虫歯や歯周病に似たような症状が出てきます。これは「知覚過敏」といって、歯の象牙質が露出することで起こる疾病です。初期のものならば薬やレーザーで治療すれば比較的すぐに治ります。ただし、虫歯や歯周病と勘違いしてさらに歯を磨いてしまうことで重症化するケースも少なくありません。
歯磨きはなるべく15分以内に収め、過不足なく磨くようにしましょう。
 

<参考>
http://clinica.lion.co.jp/oralcare/hamigaki.htm

 

医科歯科ドットコム編集部コメント

毎日のセルフケア、どうするのが一番いいのか気になりますよね。でもやっぱりお医者さんにお口の状態をしっかり見てほしい、という方は正解です!セルフケアに併せて定期的にクリニックに通うことでしっかりした予防を行うことができます。クリニックのご予約は、医科歯科.comから!
 
監修日:2019年12月2日
 

監修医 プロフィール

藤本歯科長洲医院
藤本 俊輝
歯学博士
日本大学歯学部歯科補綴学教室Ⅱ講座兼任講師
日本補綴歯科学会 専門医・指導医
日本磁気歯科学会 認定医
日本口腔インプラント学会 専修医
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