差し歯でも虫歯になるリスクがある!人工物なのに念入りなケアが必要な理由
差し歯は人工物だから虫歯にはならないと考えていませんか?事故や虫歯などで歯が大きく欠けたときの処置として行われる差し歯(被せ物)治療ですが、外から見えない差し歯の中は虫歯のリスクに晒されているかも知れません。今回は、差し歯のリスクについて歯科医師に伺いましたのでご紹介します。
目次
1.差し歯と歯ぐきのすき間から自分の歯が虫歯になるリスク
歯科医師に下記のような質問をしています。
歯科医師からの回答によれば、差し歯が虫歯になるリスクは十分にあるとのことでした。人工物である差し歯は一見すると虫歯にならないように感じますが、歯磨きが不十分だと歯と歯ぐきのすき間から細菌が繁殖し、差し歯と自分の歯との間で虫歯になってしまう可能性があります。
差し歯の中にある自分の歯や根、あるいはその歯の周辺から虫歯や炎症を起こし、再治療となってしまうこともあります。そのようにならないためには、歯と歯の間や歯と歯ぐきの溝(歯周ポケット)に歯垢が溜まらないよう、しっかりと歯間ブラシやデンタルフロスなどを利用して念入りなケアが必要です。
2.虫歯の発見を気付きづらい?歯医者で定期的な検診を!
同じ質問の中に下記のような回答もありましたのでご紹介します。
外から見えないため、発見が遅れてしまうこともあるようです。特に歯の神経を抜いていたりすると割れやすいうえ、感覚が無くて痛みを感じていない可能性もあります。手遅れになる前に歯医者さんで検診を行い、虫歯や炎症が起きていないかを定期的に確認するようにしましょう。
治療して終わるのではなく、歯医者さんへ定期的に通う「予防歯科」という考えが近年高まっています。普段の歯磨きだけでは落とすことができない細かな汚れ、歯垢や歯石を歯科医師や歯科衛生士に落としてもらうことが必要です。予防のために歯医者さんに相談してみましょう。
歯医者さん検索サイトである医科歯科.comでは、「予防歯科」で「ネット予約・電話予約」ができる歯医者さんが5,664件(2019年11月28日現在)あります。「土日診療」や「21時以降」など絞り込み検索もできます。定期的に通いやすい歯医者さんを見つけるために、ぜひ利用してみてください。
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