MENU
CLOSE
  • 医科
    • 医師インタビュー
    • 医師コラム
    • 医師アンケート
    • 医師監修コラム
    • ネット予約できる医院一覧
  • 歯科
    • 医師インタビュー
    • 医師コラム
    • 医師アンケート
    • 医師監修コラム
    • ネット予約できる医院一覧
2020-03-01 掲載

【医師が解説】心筋梗塞も?!インフル感染がきっかけとなる怖い病気!3月も注意

 
国内でも214人(2001年)から多い時には3325人(2018年)の死者数を出しているインフルエンザ。重症化や合併症が命に大きく関わります。
 
今年は例年より早く感染する人数が減ってきていますが3月もまだ流行シーズンであり、これからも毎年繰り返し訪れるリスクです。
 
今回はインフルエンザの合併症、重症化について津田 健司(つだ けんじ)医師に教えていただきました。
 

 

インフルエンザは多くの臓器に影響を与える

 

肺炎リスクが一番高い!細菌との合併感染でより重症に

インフルエンザの合併症は色々ありますが、一番多いのは肺炎です。
 
通常のインフルエンザの症状から進み、インフルエンザウイルスによるウイルス性の肺炎になることがあります。
 
最近話題になっているコロナウイルスの肺炎と同様に、ウイルスによる肺炎です。
 
これとは別に、肺炎球菌などの細菌感染による肺炎もあります。ウイルスと細菌は医学的に分けていますが、ウイルスに細菌が合併感染することがあり、その場合はよりひどい肺炎がおきます。
 
インフルエンザにはそういった合併感染での重症な肺炎が起こるケースがあります。インフルエンザでの肺炎と言っても、ウイルスだけの肺炎と、細菌との合併感染での肺炎という2パターンあるといういうことです。

 

心筋梗塞リスク6倍!?インフルエンザ回復後にも注意が必要


またこの頃の話題となっているのが、インフルエンザ後に心筋梗塞が多いというデータがニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンという世界で一番有名な医学誌に乗りました。
 
この1-2年のトピックとなっています。
 
インフルエンザと診断されて7日以内は、心筋梗塞になるリスクが6倍になると言われています。
インフルエンザA型とB型のそれぞれのリスクの違いとしては、B型のほうが高く10倍と言われ、A型の場合5倍ほどと言われています。
 
これは感染のストレスによって血管に炎症が起こり、血管の内部が傷ついてしまったり、血栓ができやすくなってしまうのではないかと言われています。
 
研究では診断されてから7日間なので、普通の方はインフルエンザ自体が治ったと思われるその後でもリスクがまだ高いと考えられています。

 

インフルエンザ脳症など中枢神経へのダメージは未知も多い

主に5歳以下のお子さんに出ることで知られているインフルエンザ脳症ですが、けいれんや意味不明な言動、呼びかけに反応しない意識障害などが起きます。
 
免疫系の暴走や脳のむくみが原因と言われています。
 
この他、中枢神経と言われる脳や脊髄に炎症が広がり脳炎、脊髄炎などになることもありますが、頻度としては高くなく、わかっていないことも多いです。

 

医科歯科ドットコム編集部コメント

今年は大丈夫だったとしても、また来年もインフルの流行時期はやってきます。感染症が流行った時に重症化しないように、不調があれば医療機関にもしっかり頼り、リスクの回避をしていきましょう。

 
取材日:2020年2月12日
 
医科歯科.comではクリニックの検索&予約いただけます
 

プロフィール

津田 健司(つだ けんじ)医師

 
<略歴>​
1984年生まれ/千葉県出身​
2003年開成高校卒業​
2010年北海道大学医学部卒業/同年より亀田メディカルセンター初期研修医​
2012年より同院血液腫瘍内科後期研修医​
2013年より帝京大学ちば総合医療センター血液・リウマチ内科後期研修医​
2014年より助手​
2015年より帝京大学大学院医学研究科第一臨床医学専攻博士課程​
2018年博士課程早期修了/博士(医学)​
2018年合同会社ケンワーク代表社員​

 
<資格>​
日本医師会認定産業医​
日本血液学会血液専門医​
日本内科学会総合内科専門医​
日本内科学会認定医​
抗加齢医学会抗加齢専門医

 
<YouTubeにて医学専門知識をわかりやすく解説中♪>
仕事と心の保健室
 

医科医師医師取材津田 健司 医師予防接種感染インフルエンザ心筋梗塞合併症肺炎
  • トップ
  • 医科
  • 【医師が解説】心筋梗塞も?!インフル感染がきっかけとなる怖い病気!3月も注意

人気記事

  • 1
    ロキソニンとお酒との組み合わせは胃粘膜へダメージ【薬剤師から注意】
    医科薬剤師成田 理恵薬剤師ロキソニン痛み止め
    2020-03-30
  • 2
    【薬剤師に質問】「スギ花粉症」の薬で太ることはありますか?持病が悪化する場合とは?
    医科薬剤師児玉 亮二 薬剤師抗ヒスタミン薬スギ花粉症花粉症
    2020-02-29
  • 3
    【内分泌内科医に聞く】多くの芸能人やスポーツ選手が公表している「バセドウ病」とは?
    医科医師女医医師取材小菅 由果 医師バセドウ病コラム
    2020-03-09
  • 4
    【薬剤師に聞く】「高血圧」風邪薬でさらに血圧が上がるリスク!?葛根湯なら大丈夫?
    医科薬剤師成田 理恵薬剤師市販薬漢方薬風邪薬高血圧コラム
    2020-03-08
  • 5
    【薬剤師が解説】風邪薬で便秘になることがある!
    医科薬剤師成田 理恵薬剤師便秘風邪薬鼻炎
    2020-03-14
もっと見る

医師インタビュー

  • 顔のホクロ・シミを除去する方法とは?レーザーで除去する時代【皮膚科医に聞く】
    医科医師女医医師取材吉田 貴子 医師シミホクロコラム
    2020-03-31
  • 花粉症シーズン後半戦!薬はずっと服用するべきか?【耳鼻科医が解説】
    医科医師医師取材國井 直樹医師耳鼻咽喉科花粉症アレルギー
    2020-03-31
  • 気持ちを健康に保つ5つの行動【英国NHSの提唱を産業医が解説】
    医科医師医師取材津田 健司 医師メンタルヘルス新型コロナウイルスコラム
    2020-03-31
  • これは病気です!胃の不調「機能性ディスペプシア」【医師が解説】
    医科医師医師取材間嶋 崇 医師機能性ディスペプシア
    2020-03-30
  • ピアスのトラブルとは?自分で開ける場合と医院で開ける場合【皮膚科医に聞く】
    医科医師女医医師取材吉田 貴子 医師ピアスコラム
    2020-03-30
もっと見る

医師コラム

  • 【現役医師が教える!】スキー&スノボで日焼けして後悔したことないですか?将来の健康のため日焼け止めクリームの正しい選び方&塗り方
    医科医師医師執筆松田 就人 医師
    2020-01-20
  • 【つめのトラブルで悩んでますか?】現役医師が爪のトラブル対策を教えます
    医科医師医師執筆松田 就人 医師
    2019-12-06
  • 治りかけても自己判断はNG!アトピー性皮膚炎の治療継続の重要性
    医科医師執筆松田 就人 医師
    2019-12-05
もっと見る

医師監修コラム

  • 【第6話】嵐を呼ぶ?関西天然娘!
    歯科歯医者医師監修歯科マンガ歯医者マンガ漫画マンガコラム
    2020-03-02
もっと見る
今すぐ病院を探す
ネット受付(24時間受付中)
電話問合せ(無料通話)
今すぐ歯医者を予約
ネット予約(24時間受付中)
電話予約(無料通話)
医科 カテゴリー 一覧
部位
科目
症状
病名
医療従事者インタビュー
医師監修コラム
医師コラム
医師インタビュー
医師アンケート
人気記事
ネット予約できる医院一覧
歯科 カテゴリー 一覧
部位
科目
症状
病名
医師監修コラム
医師コラム
医師インタビュー
医師アンケート
人気記事
ネット予約できる医院一覧
  • お問合せ
  • よくある質問
  • 掲載ガイドライン
  • 利用規約
  • 個人情報保護方針
  • 個人情報の取扱い
  • サイトポリシー
  • 会社概要
  • 病院・クリニックを探す
  • 歯医者・歯科医院を探す
CopyRight Icashica.com Co. Ltd. All Rights Reserved.