MENU
CLOSE
  • 医科
    • 医師インタビュー
    • 医師コラム
    • 医師アンケート
    • 医師監修コラム
    • ネット予約できる医院一覧
  • 歯科
    • 医師インタビュー
    • 医師コラム
    • 医師アンケート
    • 医師監修コラム
    • ネット予約できる医院一覧
2020-02-06 掲載

「薬と違い基準がない為、マスクは種類よりつけ方が大切」マスクの扱い方を薬剤師が説明!

 
風邪やインフルエンザなどの感染症の予防目的のほか、花粉症の方にとっても必需品であるマスクですが、正しいつけ方が重要なようです。
 
マスクの扱い方について、「ミナカラ薬局」薬剤師の児玉 亮二(こだま りょうじ)氏にお話を伺いました。
 
児玉 亮二

 

マスクの種類にこだわるより、正しいつけ方をすることが大切

――マスクには色々な種類があるようですが?
 
N95マスクが話題になっていますが、N95マスクとは0.3マイクロメートルの粒子を95%以上捕集できるマスクです。
 
あれは基本的に産業分野や医療機関で使われるマスクです。例えば、結核の患者さんと接するときに使用します。
 
しかし、一般の方がそこまでする必要があるのか疑問もあります。例えば、スギ花粉の大きさは30マイクロメートルほどなので、そこまで必要ありません。
 
また、ウイルス単体の大きさは数十ナノメートルから数百ナノメートルなので、N95マスクで対応できるかは甚だ疑問です。
 
くしゃみや咳で飛散する際には粒子の周りに水分がついているので、粒子は大きくなります。そのため、N95マスクである必要はないと考えられます。
 
――PM2.5対応マスクなど、マスクの違いは?
 
薬には国の基準がありますが、マスクには基準がありません。試験があったとしてもメーカー独自のものになりますので、「PM2.5対応」と書かれていても、メーカーによって基準は異なります。
 
マスクに関しては、マスクの違いにこだわるよりも、つけ方にこだわって欲しいと思います。正しいつけ方ができていない人が意外と多いのではないかと感じています。
 
いくらN95マスクでも、PM2.5対応マスクでも、マスクのつけ方が間違っていれば、効果はほぼ0になってしまいます。
 

顔のサイズに合ったものを使用し、ワイヤーを鼻にフィットさせる

――どのようなマスクのつけ方が正しいですか?
 
まず、自分の顔の大きさに合ったマスクを使用することです。例えば、顔の小さな人やお子さんに大人用の大きなマスクをつけてしまうと、顔の横にすき間ができてしまいます。
 
逆に顔の大きい人が小さいマスクをつけてしまうと、覆いきれなくなってしまいます。すき間が開かないような形でマスクをつけることが大切です。
 
市販の使い捨てマスクは鼻にワイヤーが付いていますが、あれは鼻の上にギュッと押さえてフィットさせるように着用します。ワイヤーをフィットさせていないと、すき間から入ってしまいます。
 
そもそも鼻にかかっていない口だけマスクや、あごマスクなどは、マスクとして意味がありません。

 

同じマスクを使いまわすことは、衛生的に良くない

――同じマスクを何度もつけることは良くないですか?
 
基本的には、同じマスクを何度もつけるのは良くないです。マスクの外側はたくさんウイルスや花粉が付着しています。
 
そのマスクを違うところに置く、そしてもう一度手に取って触ってつけてしまうと、顔に自分でウイルスや花粉を張りつけているようなものです。
 
外したマスクは、そのまま捨てるようにした方が衛生的ですね。

 

花粉症の人は、鼻の周りにワセリンを塗ると症状が軽減されることも

――花粉症の人はワセリンを鼻に塗るといいというのは本当ですか?
 
鼻の周りにワセリンを塗ったグループと、ワセリン以外のクリームを塗ったグループでおこなった実験で、ワセリンを塗ったグループは花粉の症状が軽減されたという報告があります。
 
ワセリンに関しては、変な使い方をしなければ害のあるものではないので、試してみても良いかも知れません。試してみて、効果が実感できるのであればいいと思います。

 

医科歯科ドットコム編集部コメント

「ミナカラ薬局」薬剤師の児玉 亮二(こだま りょうじ)氏に、マスクの扱い方について教えていただきました。
 
まずは顔のサイズに合ったものを選び、しっかりとマスクを顔にフィットさせて、すき間を作らないことが大切なようです。
 
また、マスクを何度もつけ直したりすることも、衛生的に良くないとのことでした。扱い方に気をつけたいですね。

 
取材日:2020年1月31日
 

プロフィール

児玉 亮二(こだま りょうじ)
株式会社ミナカラ
ミナカラ事業・ディレクター・管理薬剤師
 
京都薬科大学薬学部卒業
急性期病院薬剤師、薬局薬剤師勤務を経て株式会社ミナカラ入社
より多くの人に質のいい医療を提供することを目標に活動中
 
薬剤師として、オンラインや電話でお薬の相談対応を行うことはもちろん、ミナカラ薬局コンテンツ記事(https://minacolor.com/)の執筆・医療監修や事業の企画立案などを行う
LINE薬剤師相談サービスの立ち上げやOTCのネット販売やPB開発に参画
 
医科薬剤師児玉 亮二 薬剤師インフルエンザ風邪花粉症感染症マスクコラム
  • トップ
  • 医科
  • 「薬と違い基準がない為、マスクは種類よりつけ方が大切」マスクの扱い方を薬剤師が説明!

人気記事

  • 1
    ロキソニンとお酒との組み合わせは胃粘膜へダメージ【薬剤師から注意】
    医科薬剤師成田 理恵薬剤師ロキソニン痛み止め
    2020-03-30
  • 2
    【薬剤師に質問】「スギ花粉症」の薬で太ることはありますか?持病が悪化する場合とは?
    医科薬剤師児玉 亮二 薬剤師抗ヒスタミン薬スギ花粉症花粉症
    2020-02-29
  • 3
    【内分泌内科医に聞く】多くの芸能人やスポーツ選手が公表している「バセドウ病」とは?
    医科医師女医医師取材小菅 由果 医師バセドウ病コラム
    2020-03-09
  • 4
    【薬剤師に聞く】「高血圧」風邪薬でさらに血圧が上がるリスク!?葛根湯なら大丈夫?
    医科薬剤師成田 理恵薬剤師市販薬漢方薬風邪薬高血圧コラム
    2020-03-08
  • 5
    【薬剤師が解説】風邪薬で便秘になることがある!
    医科薬剤師成田 理恵薬剤師便秘風邪薬鼻炎
    2020-03-14
もっと見る

医師インタビュー

  • 顔のホクロ・シミを除去する方法とは?レーザーで除去する時代【皮膚科医に聞く】
    医科医師女医医師取材吉田 貴子 医師シミホクロコラム
    2020-03-31
  • 花粉症シーズン後半戦!薬はずっと服用するべきか?【耳鼻科医が解説】
    医科医師医師取材國井 直樹医師耳鼻咽喉科花粉症アレルギー
    2020-03-31
  • 気持ちを健康に保つ5つの行動【英国NHSの提唱を産業医が解説】
    医科医師医師取材津田 健司 医師メンタルヘルス新型コロナウイルスコラム
    2020-03-31
  • これは病気です!胃の不調「機能性ディスペプシア」【医師が解説】
    医科医師医師取材間嶋 崇 医師機能性ディスペプシア
    2020-03-30
  • ピアスのトラブルとは?自分で開ける場合と医院で開ける場合【皮膚科医に聞く】
    医科医師女医医師取材吉田 貴子 医師ピアスコラム
    2020-03-30
もっと見る

医師コラム

  • 【現役医師が教える!】スキー&スノボで日焼けして後悔したことないですか?将来の健康のため日焼け止めクリームの正しい選び方&塗り方
    医科医師医師執筆松田 就人 医師
    2020-01-20
  • 【つめのトラブルで悩んでますか?】現役医師が爪のトラブル対策を教えます
    医科医師医師執筆松田 就人 医師
    2019-12-06
  • 治りかけても自己判断はNG!アトピー性皮膚炎の治療継続の重要性
    医科医師執筆松田 就人 医師
    2019-12-05
もっと見る

医師監修コラム

  • 【第6話】嵐を呼ぶ?関西天然娘!
    歯科歯医者医師監修歯科マンガ歯医者マンガ漫画マンガコラム
    2020-03-02
もっと見る
今すぐ病院を探す
ネット受付(24時間受付中)
電話問合せ(無料通話)
今すぐ歯医者を予約
ネット予約(24時間受付中)
電話予約(無料通話)
医科 カテゴリー 一覧
部位
科目
症状
病名
医療従事者インタビュー
医師監修コラム
医師コラム
医師インタビュー
医師アンケート
人気記事
ネット予約できる医院一覧
歯科 カテゴリー 一覧
部位
科目
症状
病名
医師監修コラム
医師コラム
医師インタビュー
医師アンケート
人気記事
ネット予約できる医院一覧
  • お問合せ
  • よくある質問
  • 掲載ガイドライン
  • 利用規約
  • 個人情報保護方針
  • 個人情報の取扱い
  • サイトポリシー
  • 会社概要
  • 病院・クリニックを探す
  • 歯医者・歯科医院を探す
CopyRight Icashica.com Co. Ltd. All Rights Reserved.