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2020-03-01 掲載

【皮膚科医が教える】初期のニキビ治療は保険適用!大人ニキビの治療法

 
大人ニキビは厄介で、放置すると「赤み」や「色素沈着」がなかなか治らないということもあります。なかでもニキビ痕にできる凸凹とした「クレーター」は特に気になるものです。
 
美容皮膚科医である「渋谷スキンクリニック」院長の吉田貴子(よしだたかこ)医師に、治りづらい大人ニキビの治療について伺いました。
 
吉田貴子医師

大人ニキビの治療法!保険診療で塗り薬があります

――大人ニキビの治療法はありますか?
 
ニキビは主に10代から出てくるのですが、30代や40代でにきびが出る人もいます。
症状としては、赤みや毛穴の詰まりを自覚して来院する方が多いです。
 
いずれにしても、炎症があるかないかに関わらず、毛穴の入り口が詰まっていることが第一の原因になります。
 
治療としては「面ぽう治療薬」という、保険診療で処方できる塗り薬があるのですが、その塗り薬を自宅で塗っていただくことが、ニキビ治療の基本的なホームケアになります。
 
その薬を塗ると原因である毛穴の入り口が開きやすくなります。
 
そして、保険診療でも受けられる「面ぽう圧出」というものがあります。簡単に言うと毛穴のお掃除なのですが、当院ではそのお掃除の処置を受けていただくことを強くお薦めするようにしています。
 
毛穴の中の詰まりが出て改善されるので、ニキビが出来ている毛穴が治るということになります。
 
炎症が強い場合には、「面ぽう治療薬」の塗り薬と併用して、抗生物質の塗り薬や抗生物質の服用を使用する場合があります。

 

ニキビ跡は3種類!赤み・色素沈着・クレーター

――ニキビ痕になってしまった場合の治療法を教えてください
 
ニキビ痕は下記の3種類があり、それぞれ治療法は異なります。
 
1.赤み
2.色素沈着
3.クレーター
 
ニキビ痕で一番軽い症状が「赤み」で、一番重い症状は「クレーター」になります。クレーターは「瘢痕(はんこん)」とも呼ばれています。

 

1.赤み

「赤み」は時間的な経過で改善しますので、そこまで気にしない方は放置して赤みが引くのを待ちます。
 
ただ、かなり赤みを気にされている場合や早く赤みを引かせたい場合には、赤みを引かせる塗り薬がありますので、それを処方して改善するのを待ちます。

 

2.色素沈着

「色素沈着」は、漂白剤を積極的に処方するようにしています。
そして、日焼けをしてしまうとその色素沈着はより濃くなってしまい、自然に治ることも不可能になってしまうので、日焼けをしないようにUVケアは1年を通して徹底するように指導しています。

 

3.クレーター

「クレーター」に関しては、塗り薬や自然治癒での経過を待つことでは改善が望めない症状になるので、積極的なクリニックでの治療をおすすめしています。
具体的には、レーザーを用いた皮膚の再生を促す治療になります。
 
フラクショナルレーザーを用いて、細かく皮膚を傷つけることで皮膚が再生され、クレーターのくぼみが浅く改善されるというものです。
この治療は回を重ねるごとに改善していきます。効果を実感するまでには数回かかります。1ヶ月に1回程度で繰り返し受けていただき、改善が望めたところで治療を中止していただくことにしています。

 

編集部コメント:早めの治療なら保険適用でニキビの治療が行えます

ニキビの治療について吉田貴子医師に教えていただきました。
ニキビ痕がクレーターの状態になってしまうと、お金も時間もかかってしまうようです。
 
痕になってしまう前にニキビができたら早めに治療することが大切です。すぐに皮膚科へ相談しましょう。

 
取材日:2019年10月25日
 

プロフィール

吉田 貴子(よしだ たかこ)医師

皮膚科・美容皮膚科医 「渋谷スキンクリニック」院長
一般皮膚科と美容皮膚科の両方を開設し、男女問わずあらゆる肌の悩みに向き合う。著書に「ヘアピンでもできる!毛穴スッキリ!美肌メソッド」がある。
 
<略歴>
帝京大学医学部 卒業
同大学付属病院皮膚科学教室 勤務
東京警察病院皮膚科 勤務
帝京大学付属溝の口病院皮膚科 修練生
東京都内クリニック 前院長
<所属学会>
日本皮膚科学会会員
日本美容皮膚科学会会員
日本小児皮膚科学会会員
日本臨床皮膚科医会会員
日本禁煙学会会員

医科医師医師取材吉田 貴子 医師ニキビコラム
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