2月といえばバレンタインの季節ですが、甘いものは、疲れているときや食後に無性に欲しくなってしまうものです。
その甘いものは、ストレスにも効果があるともいわれていますが、歯にはどんな影響を与えるのでしょうか。
歯科医師に聞きました。
目次
1.やっぱりチョコは虫歯の原因!糖のコントロールが虫歯を防ぐカギ
歯科医師に以下の質問をしました。
A:清掃以外で大きい要素はフッ素による予防と、砂糖のコントロールです。
虫歯は虫歯菌が砂糖を餌にして出す酸によって歯が溶けているものなので、餌になる砂糖がなければ虫歯にはなりません。一度砂糖がお口に入ると30分から1時間お口の中は酸性になりますので、量よりも頻度を減らすことが重要になります。ホールケーキを1つ食べるより、1時間に1粒チョコを食べる方が虫歯のリスクは高くなります。3食以外で砂糖をお口に入れるのはできれば2回までにしてもらった方がいいです。
それ以外では、キシリトールや、プロデンティスによりお口の中の虫歯菌自体を減らすという方法もあります。
虫歯の予防には、以下の2点が大切です。
①糖の摂取頻度を減らす
②お口の中の虫歯菌自体を減らす目的として、キシリトール100%配合のガムをかむ
チョコに限らずシーズン柄甘いものを食べる機会が増えるかもしれませんが、気付いたらつまんでいる、食後に歯磨きをせずにいることがないようにしましょう。
2.キシリトール配合=虫歯にならないはまちがい
今では当たり前のようにキシリトール配合のガムを見かけますが、最近では、キシリトール配合のチョコも販売されています。キシリトール配合と聞くと歯によいというイメージがあるかもしれません。
ですが、キシリトールが入っているから虫歯にならないという考えは安易かもしれません。キシリトールが100%配合でなければ、虫歯の原因となる糖が少なからず含まれているので、虫歯にならないわけではありません。
もちろんですが食事のあと、しっかりと歯磨きをして、定期的に歯医者さんに行くことを忘れないでください。
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