「ズキーン」という強い痛みがまだ出ていないうちの小さな虫歯であれば、保険適用の白い詰め物で治療できるということを知っていますか?しかも、価格も安く歯の削る量を抑えることができるようです。今回は詰め物について歯科医師に伺いましたのでご紹介いたします。
目次
1.詰め物の価格はどれくらい?保険適用の白い詰め物と銀歯の特徴
歯科医師に下記のような質問をしています。
こちらの歯科医師に詰め物の価格相場をご紹介していただきました。実際は(自由診療は特に)扱うものの種類が歯医者さんで異なり、症状や治療箇所によっても価格は多少前後します。さらに、初・再診料、検査代や処置代などが追加されると思われます。
一番安く治療できる方法が樹脂を使った白い詰め物です。こちらは保険適用の材料で、コンポジットレジンと言います。保険適用の銀歯と比較すると、白色であるため目立ちにくく歯を削る量を抑えられる点が特徴です。自分の歯に勝るものはないため、「安易に歯を削らない」という考え方が広まりつつあります。
一昔前までは、保険適用で治療する場合は銀歯が一般的でした。しかし、銀歯は経年と共に接着面から溶け出し、すき間ができて再度虫歯になってしまうリスクが高いと言われています。また、強固に安定させるために、歯を削る量が多くなってしまうという傾向があります。
白い詰め物や銀歯などの材料について、佐藤美嘉 歯科医師にもインタビューで伺っています。
▶「【歯科医師が回答】銀歯から卒業!保険でできる白い詰め物とセラミックの違いとは?」
▶「【歯科医師が回答】銀歯の使用は先進国で日本だけ!? 銀歯をおすすめしない理由」
2.いずれの場合も治療後はより一層のデンタルケアが必要です
保険外診療の詰め物は種類も豊富で、セラミックという材料や金歯などがあります。自費なので価格は高価ですが、セラミック素材は見た目も自然で変色しにくく汚れも付着しにくいという特徴があります。
しかし、どのような材料を選んだとしても、治療後のケアを怠ってしまうと再度虫歯になってしまう可能性はあります。歯と詰め物の材料が接着する面は汚れが溜まりやすく、治療後はより一層のデンタルケアが必要です。
歯をていねいに一本ずつ磨くことはもちろん、歯間ブラシやデンタルフロスなどを使用して歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目なども細かくケアを行うことが大切です。また、6か月に1回は歯医者さんで歯のクリーニングをして予防に取り組むことが良いとされています。
予防に取り組むことが、将来虫歯や歯周病で歯を失うリスク、高額な治療費の負担がかかってしまうことを避けることになります。お口は身体の入り口であり、お口の健康が全身に影響するとも言われています。
歯医者さん検索サイトである医科歯科.comでは、「予防歯科」で「ネット予約・電話予約」ができる歯医者さんが5,722件(2020年1月17日現在)あります。「土日診療」や「21時以降」など絞り込み検索もできます。定期的に通いやすい歯医者さんを見つけるために、ぜひ利用してみてください。
全国の「予防歯科」で予約できる歯医者さん一覧ページはこちら
全国の歯医者さん一覧ページはこちら