【忘年会・新年会】お酒を飲むと虫歯になりやすくなる!?こまめな水分補給が虫歯予防のカギ!


年末年始で飲みの機会も増えてくる時期ですが、みなさんはお酒に含まれる酸が歯を溶かしてしまう可能性があることを知っていますか?それは酸蝕歯(さんしょくし)といい虫歯の原因の一つです。

大切な歯を溶かさずにまた虫歯にならないためにはどうすればよいのか歯科医師に聞きました。

目次

  1. 食事や飲み物や胃酸が歯を溶かす!?虫歯の原因である酸蝕歯とは?
  2. こまめな水分補給が虫歯のリスクを抑える!
  3. 年末年始、急に歯が痛くなったときのために歯医者さんの事前リサーチを

1.食事や飲み物や胃酸が歯を溶かす!?虫歯の原因である酸蝕歯とは?

酸によって歯が溶けてしまった歯のことを酸蝕歯(さんしょくし)といいます。これは、虫歯菌が酸を出すことによって起こるのが原因の一つです。また、食べ物や飲み物、胃酸などに含まれる酸も歯を溶かす原因になっています。

歯の表面はエナメル質で覆われていますが、酸を摂取することによってそのエナメル質が溶けてしまい虫歯になってしまいます。

〈参考記事〉
歯科医師が答える!ワインやお酢で歯が溶けるってホント?

2.こまめな水分補給が虫歯のリスクを抑える!

歯科医師に以下の質問をしました。

Q:朝昼晩と歯を磨いているのに虫歯になりました。歯を磨いていなくても虫歯にならない人もいます。違いは何ですか。
A:虫歯予防で歯磨きと同じぐらい大事なのは、食べ物の摂り方です。食べ物を口に入れると細菌が酸を産生して酸性に傾きます。時間がたつと自然と中性に戻ります。つまり、酸性の時間が長くなると虫歯になる時間が長くなります。したがって、食べ物をとる時間をできるだけ短くし、頻度を少なくすることが虫歯予防に大事なことです。ブラッシングより大事かもしれません
引用元:むさしの歯科医院 島田 顕 歯科医師 回答日:2017/10/26

歯科医師の回答によると、虫歯を防ぐには、お口が酸性である時間をなるべく短くすることです。飲み会では、おつまみを食べたり、お酒を飲んだりとお口の中が酸性の状態が長くなりがちになってしまうので、こまめに水を飲むなどしてお口を中性に戻すことが大切です。

また飲んだ後に歯磨きをせずに寝てしまうと、虫歯のリスクがより高まってしまうので、面倒くさがらずに必ず歯を磨いてから寝ましょう。

3.年末年始、急に歯が痛くなったときのために歯医者さんの事前リサーチを

急に歯が痛くなったり、飲み会ではしゃぎすぎて歯が欠けてしまったりなどトラブルはいつ起こるかわかりません。そうなってしまったときのためにかかりつけの歯医者さん以外の歯医者さんを事前に調べておくといざというときに安心です。

年末年始で診てもらえる歯医者さんは少ないかもしれませんが、医科歯科.comでは全国の歯医者さんを検索できるので、ぜひお近くの歯医者さんを検索してみてください。

現在地や診療科目、症状・部位を選択して歯医者さんを検索することもできるので、かかりつけの歯医者さん選びやセカンドオピニオンの歯医者さん選びにも利用できます。

たとえば、「歯が欠けた、折れた、抜けた」を選択し検索すると、その症状で診てもらえる歯医者さんは全国で7,061件(2019年12月18日時点)あります。ご自宅や勤め先から近い歯医者さんなどを電話やネット(24時間)から予約できます。

現在、虫歯や歯周病などの症状が出ている方、もしくはしばらく歯医者さんに行っていない方も医科歯科.comを使い歯医者さん選びをしてみてはいかがでしょうか。

全国の歯医者さん一覧ページはこちら
〈関連記事〉
虫歯になりやすい5つの条件とは!?食事の摂り方が歯磨きよりも大切!

金子 諒航(Yoshikazu Kaneko)