毎日歯磨きをしているのに、若い頃と比べて口臭が気になっていませんか?それは、もしかしたら虫歯や歯周病の症状かもしれません。歯医者さんで検査をすれば原因を特定できますが、ご家庭でできる口臭予防のオーラルケアについて歯科医師に伺いました。
目次
1.お口の自浄作用は低下する一方、歯磨きレベルは小学生!?
年齢が上がると共に気を付けるべき点について、歯科医師に下記のような質問をしました。
歯科医師からの回答を受けて、口臭につながる原因を下記4点にまとめました。
1.年齢が上がると唾液が減って自浄作用が低下する
2.被せ物や入れ歯があると汚れが付きやすくなる
3.歯磨きレベルが小学生以降、進んでいないので、磨き残しがある
4.未治療の虫歯をそのままにしている
2.ご家庭でできる口臭予防!歯科医師が答えるオーラルケアとは
ご家庭でできる口臭予防はあるのでしょうか?同じ質問の中に、オーラルケアについて具体的な回答もありましたのでご紹介します。
歯科医師からの回答を受けて、ご家庭でできるセルフケアのポイントを下記4点にまとめました。
1.歯磨きに時間をかける
2.歯ブラシの他に、フロスや歯間ブラシを使用する
3.マウスウォッシュでお口の中を洗浄する
4.舌表面を優しくケアする
3.口臭検査でご自身のお口の状況を把握しよう
年齢が上がると共に口臭が気になってしまう原因は、唾液が減ってお口の中の自浄作用が低下してしまうということが分かりました。よく噛んで食事をすることや、食後にガムを噛んで唾液の分泌を促すことも有効かも知れません。
また、30歳以降は歯周病のリスクが高まり、気付かないうちに症状が進行してしまう可能性もあるようです。歯医者さんで正しい歯磨きの方法を学び、磨き残しがない磨き方を毎日続けることが大切です。磨き残しを減らすためには歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシを使用することが良いとされています。
忙しいからと手短に済ませるのではなく、時間をかけて一本一本しっかり丁寧に磨くことが大切です。歯と歯の間、奥歯の噛み合わせ、歯と歯ぐきの境目など、丁寧に磨くことを意識しましょう。歯科医師の回答によれば、マウスウォッシュの使用や舌表面の清掃も口臭予防に効果があるようです。
今回はセルフケアについてご紹介をしましたが、口臭検査を実施している歯医者さんもあります。もしかしたら、虫歯や歯周病が隠れている可能性もあります。ご自身のお口の状況をしっかり把握し、症状が進行してしまう前に定期的に歯医者さんでケアしていきましょう。