歯磨きは毎日しているけど、歯が痛くなる、虫歯になるという方は歯磨きの仕方に問題があるかもしれません。虫歯になる人とならない人では何が違うのでしょうか。歯科医師に聞きました。
目次
1.虫歯を防ぐには歯磨きよりも食事の摂り方が大切!?
歯科医師に以下の質問をしました。
虫歯を防ぐには、お口が酸性である時間をなるべく短くすることです。そのためには、食事を摂る時間をできるだけ短くする、頻度を減らすことが大切なようです。食事をした後に歯磨きができない場合には、こまめに口をゆすぐなどしてお口の中をリセットしてお口に食べカスなどがたまらないようにしましょう。
2.虫歯になりやすい5つの条件とは?
同じ質問の別の回答です。
虫歯になる原因として以下の5つがあげられます。
1.虫歯菌の強さ
虫歯菌の中にも歯を溶かす力の強いもの、弱いものがあります。
2.歯の耐酸性
元々と備わっている歯の酸に対抗する力の強さが人によって異なります。
3.唾液の性質や質
唾液に含まれる殺菌作用も人によって唾液の量が多い人、少ない人でその効果も異なります。
4.歯並び
歯並びが悪い人であれば、歯ブラシが届きにくい部分が虫歯になりやすくなります。
5.体質
「3.唾液の性質や質」にも関連しますが、元々体調を崩しやすい人は特に風邪や病気などで免疫力が下がっている状態だと唾液の殺菌作用も下がってしまいます。
人によってお口の中の環境はそれぞれなので、虫歯菌の強さも歯質も異なります。また殺菌作用のある唾液も量が少ない方は虫歯のリスクが高まってしまいます。
さらに考えられるのは、歯並びです。歯並びが悪いせいで歯ブラシが届かず虫歯になってしまう可能性があります。しっかり磨いているのに虫歯になってしまう場合には矯正治療を行うことで虫歯の予防ができるかもしれないので、気になる方は歯医者さんに相談してみましょう。
3.磨いているのではなくしっかり磨けているかが重要
しっかり磨いているつもりでも実は磨けていないという場合があります。虫歯を予防するためには歯磨きがしっかりできていることは大前提ですが、そのほかにフロスや歯間ブラシを使い歯磨きでは落としきれない汚れも落とすことも大切です。
自分で行うケアだけでは虫歯を防ぐのは非常に大変です。なので日頃の歯磨きでは手が行き届かないところを補ってもらうためにも3ヶ月に1回は歯医者さんで定期健診を受けに行きお口の中を清潔に保ちましょう。
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