虫歯になりやすい5つの条件とは!?食事の摂り方が歯磨きよりも大切!


歯磨きは毎日しているけど、歯が痛くなる、虫歯になるという方は歯磨きの仕方に問題があるかもしれません。虫歯になる人とならない人では何が違うのでしょうか。歯科医師に聞きました。

目次

  1. 虫歯を防ぐには歯磨きよりも食事の摂り方が大切!?
  2. 虫歯になりやすい5つの条件とは?
  3. 磨いているのではなくしっかり磨けているかが重要

1.虫歯を防ぐには歯磨きよりも食事の摂り方が大切!?

歯科医師に以下の質問をしました。

Q:朝昼晩と歯を磨いているのに虫歯になりました。歯を磨いていなくても虫歯にならない人もいます。違いは何ですか。
A:虫歯予防で歯磨きと同じぐらい大事なのは、食べ物の摂り方です。食べ物を口に入れると細菌が酸を産生して酸性に傾きます。時間がたつと自然と中性に戻ります。つまり、酸性の時間が長くなると虫歯になる時間が長くなります。したがって、食べ物をとる時間をできるだけ短くし、頻度を少なくすることが虫歯予防に大事なことです。ブラッシングより大事かもしれません
引用元:むさしの歯科医院 島田 顕 歯科医師 回答日:2017/10/26

虫歯を防ぐには、お口が酸性である時間をなるべく短くすることです。そのためには、食事を摂る時間をできるだけ短くする、頻度を減らすことが大切なようです。食事をした後に歯磨きができない場合には、こまめに口をゆすぐなどしてお口の中をリセットしてお口に食べカスなどがたまらないようにしましょう。

2.虫歯になりやすい5つの条件とは?

同じ質問の別の回答です。

A:菌の強さ、歯の耐酸性、唾液の性質や量、歯並びなどによってむし歯のなりやすさに差があります。
A:肩こりしやすい人とそうでない人いるように、どうしても体質というものがあります。しかし、歯が弱い方が、必ず、将来、入れ歯になるとは限りません。しっかりと、ケアをして、自分の歯を守ってあげましょう。

虫歯になる原因として以下の5つがあげられます。
1.虫歯菌の強さ
虫歯菌の中にも歯を溶かす力の強いもの、弱いものがあります。

2.歯の耐酸性
元々と備わっている歯の酸に対抗する力の強さが人によって異なります。

3.唾液の性質や質
唾液に含まれる殺菌作用も人によって唾液の量が多い人、少ない人でその効果も異なります。

4.歯並び
歯並びが悪い人であれば、歯ブラシが届きにくい部分が虫歯になりやすくなります。

5.体質
「3.唾液の性質や質」にも関連しますが、元々体調を崩しやすい人は特に風邪や病気などで免疫力が下がっている状態だと唾液の殺菌作用も下がってしまいます。

人によってお口の中の環境はそれぞれなので、虫歯菌の強さも歯質も異なります。また殺菌作用のある唾液も量が少ない方は虫歯のリスクが高まってしまいます。

さらに考えられるのは、歯並びです。歯並びが悪いせいで歯ブラシが届かず虫歯になってしまう可能性があります。しっかり磨いているのに虫歯になってしまう場合には矯正治療を行うことで虫歯の予防ができるかもしれないので、気になる方は歯医者さんに相談してみましょう。

3.磨いているのではなくしっかり磨けているかが重要

しっかり磨いているつもりでも実は磨けていないという場合があります。虫歯を予防するためには歯磨きがしっかりできていることは大前提ですが、そのほかにフロスや歯間ブラシを使い歯磨きでは落としきれない汚れも落とすことも大切です。

自分で行うケアだけでは虫歯を防ぐのは非常に大変です。なので日頃の歯磨きでは手が行き届かないところを補ってもらうためにも3ヶ月に1回は歯医者さんで定期健診を受けに行きお口の中を清潔に保ちましょう。

医科歯科.comでは全国の歯医者さんを検索できます。現在地や診療科目で歯医者さんを検索することもできるので、かかりつけの歯医者さん選びやセカンドオピニオンの歯医者さん選びにも利用できます。

たとえば、予防歯科を選択し検索すると、全国で予防歯科を扱う歯医者さんは、5,679件(2019年12月05日時点)あります。ご自宅や勤め先から近い歯医者さんなどを電話やネット(24時間)から予約できます。

現在、虫歯や歯周病などの症状が出ている方、もしくはしばらく歯医者さんに行っていない方も医科歯科.comを使い歯医者さん選びをしてみてはいかがでしょうか。

全国の歯医者さん一覧ページはこちら
〈関連記事〉
歯科医師監修!毎日がんばっているその歯磨きの仕方間違ってませんか?

金子 諒航(Yoshikazu Kaneko)