歯医者さんが行う歯磨きってどんな感じ?毎日の心がけとは


誰もが毎日おこなっている歯磨きですが、虫歯の治療をする歯科医師はどのような歯磨きをしているのでしょうか?今回は歯磨きで気を付けるべきポイントについて、歯科医師からの回答をご紹介します。毎日多くの歯を見ているはずですから、何か良いアドバイスがあるかも知れません。

目次

  1. 寝る前は特に補助器具を使って10分以上丁寧に磨く人も!?
  2. 砂糖が入っているものを食べたらすぐに水ですすぐ!

1.寝る前は特に補助器具を使って10分以上丁寧に磨く人も!?

歯科医師に下記のような質問をしています。

Q:歯科医師さんは1日の歯磨きの回数、一回の所要時間、特に歯磨きで気をつける点はあるのか、歯科医師になる前と後で歯磨きで変化したことはあるのかといった歯科医師さんのリアルな歯磨き事情を知りたいです。
A:1日に1回でもよいので、寝る前にしっかりと10分ほどかけて磨くことが大切でしょう。もちろん歯ブラシだけでなくフロスなども使用してください。
引用元:もろとみ歯科 諸冨 彰彦 歯科医師 回答日:2018/12/04
A:本来は3食後にきちんとしたほうが良いのですが、正直言うと、私は寝る前の1度だけです。ただ、その1度は10分以上かけて、普通の歯ブラシ以外に小型のブラシ、更に歯間ブラシも2種類(LとMサイズ)を併用しています。やっぱり歯科医師になると、歯の重要さがわかるので、きちんと磨くようになりますね。
引用元:小林歯科 小林 正典 歯科医師 回答日:2018/12/03

歯科医師の回答によれば、1日に何度磨いても良いですが夜寝る前だけは丁寧に磨いているという回答が多くありました。夜寝ている間はお口の中の細菌が特に繁殖しやすいため、歯ブラシの他に歯間ブラシやフロスを使用して10分以上丁寧に磨くことが良いでしょう。

2.砂糖が入っているものを食べたらすぐに水ですすぐ!

同じ質問の中に下記のような回答もありましたのでご紹介します。

A:(前略)歯磨きは昼と夜の2回、一回に5分以上はかけて丁寧に磨いています。歯磨きの際に気を付けることとは違うかもしれませんが、砂糖の成分が入っている食べ物を食べたあとはすぐに必ず水かお茶ですすぐようにしています。これにより糖分が高い状態のまま口腔内に存在している状況を回避することができるためです。(後略)
引用元(一部抜粋):天白うめがおか歯科・矯正歯科 森本 篤史 歯科医師 回答日:2018/12/05

虫歯の原因は砂糖であると言われています。砂糖が細菌の餌となり、酸を出して歯を溶かしてしまうのです。こちらの歯科医師のようにできる限りそれを避けるために、砂糖が入っているものを食べたらすぐに水かお茶ですすぐことが良いとされています。

「甘いものを食べたら虫歯になる」とはよく言いますが、残念ながらそれが事実です。なるべく砂糖の入っていないものを食事で選ぶことも虫歯予防に繋がります。お菓子やジュースは歯を溶かしてボロボロにしてしまうかも知れません。

また、虫歯にならないためには定期的に歯医者さんで歯をチェックすることも重要です。定期検診では、ブラッシング指導や食事指導(食事の摂り方など)を行っているところもあります。虫歯になって痛い思いをしてしまう前に、定期的に検査を行いましょう。

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寒河江 英子(Eiko Sagae)