【筋肉系Youtuber AKITO×女性歯科医師】「白い歯」へのこだわりとホワイトニングの注意点は?

近年、お笑い人や芸能人などのボディービル出場や、人気女性トレーナーの影響などからフィットネスブームが巻き起こり、男女問わず、美しい身体を作るためジムに通う人も増えているのではないでしょうか。
 
そこで、ボディービルと共に人気の高い、フィジークに出場され、筋肉系Youtuberとしてもご活躍されているAKITOさんに「表舞台に立つ方の歯との向き合い方」について佐藤美嘉歯科医師と対談していただきました。
 

佐藤先生よろしくお願いします!

AKITOさんよろしくお願いします!

ぼくは普段、トレーナーとしてお客さんと接する機会が多く、コンテストやYouTube、SNSなどで配信する側ということもあり、人に見られることが多いため、歯というのをすごい意識しています。

すばらしいですね!お口のケアはどんなことをされていますか?

3ヶ月に1回くらいはオフィスホワイトニングをしています。
 
またホームホワイトニングと普段の歯磨きでは、ホワイトニング用の歯磨き粉も使って歯磨きをしています。
 
やっぱり白い歯を保つためには大事なことですか?

とても大事ですね!
 
AKITOさんのやっているフィジークやボディービルなどの身体作りをしている方は肌を黒く焼いて、歯を白くしているので、見る側の印象はすごく強いです。

逆に気をつけることはありますか?

お口の細菌のバランスは、減量期などの体調の変化によって変わることがあります。口腔内は体の不調を表す重要なバロメーターのため、注意が必要です。
 
ホワイトニングだけを意識するのではなく、歯周菌をケアする歯磨き粉を使用するなど、体調に合わせて、薬剤使い分けることをお勧めします。

体重の変化がお口の中にまで影響するんですね。

増量期や減量期、トレーニングをすることで身体の免疫力が下がってしまい、歯周病菌が増殖しやすくなります。
 
ですので、せめて夜だけは歯周病菌にターゲットを絞っている歯磨き粉を使って磨いた方が、朝、快適に起きれたり、トレーニングがスムーズに行えることがあると思います。

また、ホワイトニング用の歯磨き粉は、歯の着色を落とすというものなので、細菌(悪玉菌)にアタックする、細菌(悪玉菌)の働きを弱体化させるには、歯周病をターゲットにしている歯磨き粉より弱いところがあります。

それははじめて聞きました!びっくりです!
 
ぼくはコンテストに出る人やホワイトニングをしたい方から結構質問をもらうんですが、ホワイトニングはどこでするのがいいんですか?

ちなみにAKITOさんはどこでやられていますか?

ぼくは歯医者さんで指導してもらった通りにやっています。

やはり歯医者さんでやるのが一番いいと思います。
 
しっかり歯科医師の指導の元でやられているのは何かあったときにもすぐ対応してもらえるので。

やっぱり歯医者さんでやるのがいいんですね!
 
ホワイトニングって歯医者さんによって値段が全然違うのはどうしてなんですか?

ホワイトニングといっても、開業なさっているエリアや使う薬剤、機材などが違うからです。もちろん、いい薬剤、いい機材を使えば高くなってしまいます。

そうなんですね。
 
歯医者さんでやるのと、それ以外のホワイトニングは何か違うんですか?

使える薬剤の強さや歯科医師がいるかが関係しています。
 
万が一何か問題があったときに対応できる歯科医師がいないといけないので、使える薬剤の濃度が歯医者さんで使用するものよりも弱くなっています。
 
またホワイトニングサロンと謳っている場合にはあくまでサロンにより医療行為、例えば歯石を機械で除去したり、歯を削って虫歯を治すという行為は行えません。

たまにしみたりしますもんね。
 
あと、ホワイトニングをして虫歯が進行するって聞いたことがあるんですが本当ですか?

本当です。
 
わかりやすく言うと髪の脱色と同じでブリーチをすると、そのあと髪の毛がぼろぼろになりますよね?それと同じです。
 
ホワイトニングは歯のエナメル質を溶かしてしまう(脱灰)ので、歯もダメージを受けやすくなります。

じゃあぼく結構やってるんで、ぼろぼろってことですかね(泣)
 
でも人前に出る機会の多いぼくみたいな人はどうすればいいですか?

正直、やりすぎは良くないですが、アキトさんのように3ヶ月に1回くらいでは、組織が再生しますので、問題ないと思われます。
 
心配な方は薬効成分が低いホームホワイトニングにするのも一つの選択肢かと思います。

ちょっと安心しました。
 
どうしてもコンテスト前に時間がなくて早く白くしたい!という方に向けてホワイトニングをすすめるとしたらどんなホワイトニングですか?

早く白くしたいのであればオフィスホワイトニングをすすめます。ただ、個人差はありますが、薬効が強いため、ホワイトニング後にしみる場合が多いです。
 
AKITOさんは冷たいものをよく飲まれますか?

ぼく知覚過敏なんですよ。なので、飲みたいんですけどストローがないと飲めないです(笑)

だとしたらホワイトニングをすると知覚過敏はどんどんひどくなると思います。
 
ホワイトニングは歯を脱灰しているので、知覚過敏が進行しやすいです。

まじすか!?

本当です、、、
 
歯の構造は、エナメル質、象牙質とだんだんと神経に近づいていきます。
 
そのエナメル質を壊して、象牙質へ少しづつ薬液が侵攻し、どんどん神経に近づいていくので、冷たい熱いといった何気ない刺激が神経にダイレクトにきます。そして痛みも出やすくなります。

佐藤先生もっと早く教えて欲しかったです。。。

また、ホワイトニングをされている方はしていない方と比べて着色しやすくなっています。
 
髪のブリーチと一緒で一回色を抜いた後だと、他の色が入りやすいので、ホワイトニング後は色の強いもの(コーヒーや赤ワイン)を飲んだり、食べたりすると着色しやすくなってしまうので、気をつけたいポイントです。

せっかく白くしたのに、そこからまた色がつきやすくなってしまうんですね。それを防ぐには何か方法とかありますか?

ホワイトニングをされた方へのおすすめは、よく知覚過敏の方が使われていますが、ホワイトニング後にエナメルコーティングをする歯磨き粉もあるのでそれを使うと少し変わるかなとは思います。
 
あとはフッ素の含有量が多い歯磨き粉の利用もオススメです。

これももっと早く知りたかったです。。。
 
歯磨き粉を変えるだけでも着色を抑えられるのですね!歯磨きするとき試してみます。

ここでみなさん間違えている方が多いのですが、フッ素は水に弱い性質があるので、歯磨きするときは乾燥状態で使ってください。
 
歯磨きするときは歯磨き粉つけて、水をつけずに歯磨きをしてください!

え!ずっと水につけていました!その方があわ立ちもいいし磨いた感じがするのにだめなんですね。
 
あと、僕の場合コーヒーがすごい好きで、どちらかと言うと熱いコーヒーを飲みたくて、、、
 
アイスコーヒーだとストローを使いますけど、ホットだと熱くて使えないじゃないですか!笑

私も以前、熱いコーヒーをストローで飲んでしまってダチョウ倶楽部みたいになってしまいました(笑)

佐藤先生そりゃそうっすよ(笑)
 
熱々のコーヒーを飲む場合はどうすればいいですか?トレーニング前のコーヒーは必須なので!笑

大変ですよね。我慢して冷まして飲むしか、、、

それかアイスコーヒーを飲むかですかね、、、

やっぱりここで“犠牲”が必要になってくるんですかね!?(笑)
 
コーヒーを飲むなら“犠牲”が必要!

カネキンさん好きな先生ならではの言い回しですね!笑
 
先生もトレーニングやられているんですよね!

AKITOさんが目標です!

先生がぼくのみたいな見た目になったら怖いですよ笑

 

医科歯科ドットコム編集部コメント

かっこいい身体を見せるには、歯も重要でそのケアを怠らないことが、体調やトレーニングの質にも関係するのですね!
 
ホワイトニングを検討している人は佐藤先生が仰るように、やりすぎは 良くないので歯科医師のご指導の元おこなうようにしましょう。

プロフィール

三苫亮人(AKITO)
 
・パーソナルトレーナー
・YouTuber
 
中央大学柔道部卒業後、パンクラスを主戦場としプロ格闘家として活動。
引退後パーソナルトレーナーとして活動しております。
 
ダイエットしたい方やコンテスト向けの身体、女性の理想とする身体を作り出すのが得意です。
どなたでもしっかりサポートするので気軽にご相談ください!
 
〈パーソナルの相談はDMまで〉
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〈You Tubeチャンネルはこちら〉
AKITO. 〜Liberty Life!!〜
 
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プロフィール

佐藤 美嘉(さとう みか)歯科医師
 
・岩手医科大学卒業、2010年に歯科医師免許取得し、研修医終了後、都内医療法人に勤務
・現在は医療法人社団 高輪会、常勤医として外来、総合病院の病棟、ターミナル施設を担当
・一般的な歯科、美容診療の他に歯科口腔外科(摂食嚥下、ターミナル治療を含む)
 
特に摂食嚥下治療に関しては、高齢による機能低下、器質的変化により、食べることが今後難しいと言われた患者様の摂食のリハビリをしております。さらに、認知機能を摂食により改善させています。
 
オーラルケア(リハビリも含めた専門家による口腔周囲の衛生管理、および機能向上)の重要性が日本では欧米に比べると認知が低く、認知症改善、嚥下機能改善、生活習慣病に効果があることを広める活動をしております。
 
・大手生命保険会社生命保険加入者様向けセカンドオピニオンドクターを担当
・大手生命保険会社主催のセミナーで、看護師や保育士の方向けに、小児の予防医療、発育セミナーを開催