【虫歯予防】欧米では当たり前!「プロケア」と「セルフケア」の虫歯予防法とは?

 
日本は諸外国に比べて歯の健康に対する意識が低いとされています。
 
そんな中、最近になってようやく日本でも注目され始めているのが、「虫歯予防」です。
TVCMなどではたまに耳にする言葉ですが、虫歯予防が叫ばれるようになったのはなぜなのでしょうか?
 
今回は虫歯予防とは何か、また虫歯予防の大切さを紹介します。

 

虫歯予防とは?

虫歯予防」とは、虫歯になってからの治療ではなく、なる前の予防のことを指します
 
現在、国や地方自治体が力を入れて、虫歯や歯周病の予防のための診察を定期的に受けるように呼び掛けています。
 
健康的な生活のためには、健康で丈夫な歯が欠かせません。歯の有無は、生活の水準を大きく左右し、年齢を重ねると、それが死活問題にも発展する重大なことなのです。

 

虫歯予防で生まれ変わった国

現在では虫歯予防先進国であるスウェーデンには、かつてお年寄りの虫歯や歯周病患者がとても多く、歯を失って深刻な状態になる人々が大勢いました。
 
その状態を重くとらえた国は、国を挙げて虫歯予防を始めたところ、今では世界で最も歯科患者の少ない国に生まれ変わったそうです。日本の未来もこうあってほしいものですね!

 

今日から始めよう!虫歯予防

善は急げ!将来の幸せのために虫歯予防を始めましょう。虫歯予防は2本柱で行います。
 
一つは歯医者さんで行う「プロケア(プロフェッショナルケア)」。
 
もう一つは自分自身で行う「セルフケア」です。

 

プロケア

まず、プロの目線でケアを行ってもらいます。
 
具体的には、まず歯や歯茎の状態を確認して、歯科医の目や機械によって入念にチェックしてもらいます。
 
そして、歯ブラシでは取ることのできない歯石や歯垢を除去、最後にその人に合った歯磨きの指導をしてもらって終了です。
 
これを定期的に行うことで、歯のケアをしていく方法です。

 

セルフケア

もちろんプロケアだけでは虫歯予防の意味がありません。
本当に大切なのは、歯科医に指導してもらった歯のケア方法をセルフケアで実践することです。
ここで意識するのが3つの要素。
 
・歯垢を残さないこと
・歯磨き粉に配合されているフッ素を口内に残し、虫歯を予防すること
・細菌を残さないこと
 
これを達成するためには歯磨きだけでなく、デンタルフロスも徹底して行いましょう!
今話題の虫歯予防で、未来の楽しい生活に保険をかけましょう!

 
監修日:2019年11月20日
 

監修医 プロフィール

医療法人社団 輝 藤本歯科長洲医院
藤本 俊輝
歯学博士
日本大学歯学部歯科補綴学教室Ⅱ講座兼任講師
日本補綴歯科学会 専門医・指導医
日本磁気歯科学会 認定医
日本口腔インプラント学会 専修医