【なんで顔はやせてくれないの!?】小顔になるにはリンパ節のむくみ、噛みグセも原因!歯科医師が教える小顔法

 
ダイエットのために、食事制限やウォーキングを 頑張ってきた。
おかげで体重は落ちてきたのに、何で顔はやせてくれないの!? 
という人は、意外と多いのではないでしょうか。顔やせは難しいと思われがちですが、それは体のほかの部分とは少し「なぜ太って見えるのか」の原因が違うからです。
 
逆に言えば、ポイントを押さえて 取り組めばor努力すればor実践すれば、短期間で小顔になれる可能性は十分あるというわけです。
 
歯ともかかわりの深い、「小顔」を妨げている原因とその解決法について紹介していきます。

 

顔の大きさは、骨格で決まるわけではない!

顔が大きく見えてしまう原因として、まず誰もが考えるのは骨格ではないでしょうか。
確かに骨格は外科手術でしか変えることができないだけに、見た目に影響を及ぼす要素ではあります。
しかし、それはあくまで「数多くある要素の中の1つ」であるに過ぎません。顔が大きく見えてしまう原因は、ほとんどの場合次の2つのうちどちらかです。

 

むくみ

人間の体内には縦横無尽に「リンパ管」という管が張り巡らされており、老廃物を排泄する働きを担っています。
 
顔の周辺にはこの管の中継地点「リンパ節」が集中しているのですが、リンパ管には心臓のようにポンプの役目をしてくれる器官がないため、運動不足や過度のストレスなどで流れが滞ってしまうことがあります。
それが顔のむくみにつながってしまうのです。むくみの解消には、顎下、耳下、鎖骨、頸部のリンパ節を刺激してあげるマッサージが有効です。
即効性があり、日々続けるうちに効果を実感できるので、小顔を目指すためにはまずマッサージを試してみるのがお勧めです。

 

噛み癖や食いしばりによる筋肉の偏り

むくみが一時的な問題なのに対し、長期的な問題でありその分影響も大きいのが、噛み癖や食いしばりが原因で顔の筋肉の付き方に影響が出てしまっている場合です。
頬の肉がたるんで気になる、顎が大きくエラが張っている、片方だけほうれい線が目立ってしまう……などの原因は、奥歯の食いしばりや片方だけで噛む癖のために筋肉の付き方がアンバランスになり、本来のフェイスラインが崩れてしまっているから、ということも少なくありません。

 

処方箋は「口全体を使ってよく噛むこと」

噛み癖が原因と思われる場合は、とにかく「口全体を使ってよく噛むこと」が一番の解決策です。具体的には、次のようなことに気を付けるとよいでしょう。

 

頬の肉がたるんで気になる場合

あまり噛まずに食事を行っているせいで、顔の筋肉が緩んでいることが考えられます。
解決法としては、柔らかいものばかりでなく、ご飯やいも類、ごぼうなどの根菜類、高野豆腐などの乾物類などをできる限り食事に取り入れ、1口につき30回は噛むのがお勧めです。
顔の筋肉が鍛えられ、フェイスラインがはっきりする効果があります。

 

左右でバランスが違う場合

左側または右側だけで噛む癖がついている可能性があります。
長年続けると骨の歪みなどにもつながってしまうので、意識して両方で同じ回数だけ噛むことを心がけてみるとよいでしょう。

 

顎のエラが張り、常に緊張している場合

時など知らないうちに歯を食いしばっていたり、奥歯で強くものを噛んでしまうために、奥歯周辺の筋肉に負担をかけていたりする可能性があります。
対策としては、無意識に力が入ってしまうようなストレスを極力溜めないこと、常に意識して奥歯に力が入っているのに気がついたら止めること、下顎に負担をかけるので頬杖をつくのはやめることなどが有効です。

 

症状がひどい場合は、歯科医院に相談を

あまり知られてはいませんが、歯科医院では虫歯の治療以外に歯ぎしりや食いしばりの治療も行っています。
症状にあわせて、マウスピースなどの道具を使う方法や矯正治療による噛み合わせの改善などさまざまな方法があるので、噛み癖の改善だけではなかなか効果が出ない場合は、一度歯科医師に相談してみるのもお勧めです。

 

まとめ

噛み方の改善で口周りの筋肉を引き締めることは、小顔効果があるだけでなく、きれいな笑顔やほうれい線のない若々しい表情にもつながります。
少し意識すればすぐに実践できることでもあるので、ぜひ一度試してみてください。

 

医科歯科ドットコム編集部まとめ

歯医者さんに行ったら小顔になることもあるってことですね!
すっきり小顔を目指したい方、一度歯医者さんを受診してはいかがでしょうか?

 
監修日:2019年11月12日
 

監修医 プロフィール

医療法人社団 輝 藤本歯科長洲医院
藤本 俊輝
歯学博士
日本大学歯学部歯科補綴学教室Ⅱ講座兼任講師
日本補綴歯科学会 専門医・指導医
日本磁気歯科学会 認定医
日本口腔インプラント学会 専修医