子どもにもデンタルフロス?子どもの歯磨き5つのポイント

 
小さなお子さんの歯磨きは、歯ブラシを嫌がったりして苦労されているかと思います。
 
ようやく歯が生えそろってきた頃の子どもの歯(乳歯)は、大人の歯(永久歯)と比べて柔らかく虫歯になりやすい傾向があります。
 
虫歯を予防していく為には、大人の方による毎日の仕上げ磨きが欠かせません。
 
子どもの歯磨きのポイントについて歯科医師に伺いました。
 

目次

  1. 子どもの歯磨き5つのポイント
  2. 子どもの歯にもデンタルフロスが活躍

1.子どもの歯磨き5つのポイント

歯科医師に下記のような質問をしています。

Q:親が子供(4歳)の歯を磨く時に、気をつけた方が良いポイントを教えてください。また年齢によって気を付けるポイントはありますか。
A:(前略)歯磨きの習慣づけという意味ではお子さん自身で歯磨きをすることは大事ですが、一日一回、特に寝る前は必ず親御さんによる仕上げ磨きをしましょう。
ポイントとしましては、歯ブラシの届きにくい奥歯(上の奥歯であれば頬側、下の奥歯であれば舌側)に毛先を当てることが大切です。
(後略)
引用元(一部抜粋):エルモ歯科 石塚 淳人 歯科医師 回答日:2018/12/04
A:フロス(糸ようじ)は必ず使用しましょう。歯と歯がくっついている部分は、歯ブラシでは絶対に磨けないため、虫歯になることは多い場所です。年齢にかかわらずフロスを使うかどうかで虫歯になりやすさがかなり変わります。
A:歯磨き粉をあまり多量につけてしまうと、泡立つばかりでよく磨けないケースが多いようです。あとは歯間部もデンタルフロスなどでよく磨くこと。
引用元:小林歯科 小林 正典 歯科医師 回答日:2018/12/03

お子さんの歯磨きのポイントについて、歯科医師の回答を下記にまとめました。
 
1.習慣を付けるために自分で歯磨きをさせる
2.親御さんが夜寝る前に丁寧な仕上げ磨きを行う
3.歯ブラシが届きにくい奥歯は念入りに磨く
4.歯と歯の間はフロスを使用して汚れを落とす
5.泡立ち過ぎてしまうので歯磨き粉を付け過ぎない
 
虫歯を予防するためには、毎日しっかり歯を磨くことが大切です。ポイントを抑えて、お子さんが大人になっても虫歯にならない為の歯磨きの習慣を作りましょう。
 

2.子どもの歯にもデンタルフロスが活躍

中でも多くの歯科医師が、フロスの使用を推奨していました。大人だけでなくお子さんの歯にもフロスは虫歯予防に効果的です。
 
歯と歯の間は、どうしても歯ブラシの毛先が入ることができません。そして、食べ物が歯に詰まって歯垢が溜まりやすい場所です。
 
フロスを使用すればそういった汚れを落とすことができます。小さなお子さんは何でも「いや!」と言うイヤイヤ期や、少し大きくなると何でも自分でやりたい時期が来ます。
 
お子さんの気持ちに向き合いつつ、まだうまく磨けないお子さんの為に仕上げ磨きを続けて欲しいと思います。また、定期的に歯医者さんで歯をチェックすることも重要です。
 
定期検診では、ブラッシング指導や食事指導(食事の摂り方など)を行っているところもあります。虫歯になって痛い思いをしてしまう前に、定期的に検査を行いましょう。
 
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寒河江 英子(Eiko Sagae)