銀歯ではなく保険で白い歯に!でも、やがて黄色く変色してしまうって本当?

 
虫歯治療で使用する詰め物の素材について、知識が無いためにされるがままになっていませんか?
治療箇所にもよりますが、小さな虫歯であればCR(コンポジットレジン)という保険適用の白い素材で治療することができます。
 
同じ保険適用の銀歯にするよりは自然な見た目にすることができます。
しかし、CR(コンポジットレジン)は経年とともに変色してしまうというデメリットがあるようです。歯科医師からの回答をご紹介します。

 

目次

  1. 虫歯のあとの詰め物が黄色く変色してしまう理由
  2. 治療前にメリット・デメリットをしっかり聞こう

 

1.虫歯のあとの詰め物が黄色く変色してしまう理由

歯科医師に下記のような質問をしています。

Q:虫歯のあとの詰め物が、時間が立ってくると黄色くなってくるのが気になるのですが、定期的に変えた方がいいのでしょうか?変えても良いのでしょうか?
A:おそらくコンポジットレジン(CR)という材質のことと思われます。
保険で使用されているCRはどうしても多少の変色を起こします。

変色だけで虫歯になっていない等の問題がなければそのまま経過を見ることも一つの方法ですが、前歯等見える部分の場合、やはり見た目が気になりすよね。

もし、審美的に気になるのであれば歯科医院でご相談されて下さい。
虫歯等 歯自体に問題がなければ治療はさほど複雑になることはないかと思います。

またどのような治療もそうですが、治療開始前に患者様ご自身の希望をしっかりと担当歯科医師に伝えることも大切なことです。

引用元:大船駅北口歯科 杉山 貴志 歯科医師 回答日:2017/09/20

CR(コンポジットレジン)という素材は、レジンというプラスチック素材で水分を吸収しやすいという特徴があります。特にコーヒーや紅茶など着色しやすいものを飲まれる方は、変色を起こすことが考えられます。

どのような治療方法を選んでも、メリット・デメリットが必ずあります。歯科医師の回答にもあるように、自分自身がどのような治療を望んでいるのか、事前に歯科医師と話し合うことが大切です。

 

2.治療前にメリット・デメリットをしっかり聞こう

保険診療の白い歯は耐久年数が短く欠けやすいと言われています。
安価で自然な見た目にすることができる点は手軽で良いですが、回答にあるように経年と共に変色を起こすこともあります。
 
結果的に再治療が必要になり、思ったような結果にならない可能性もあります。
価格が高価にはなってしまいますが、見えやすい前歯等は自由診療の他の素材についても視野に入れて考えて欲しいと思います。
 
そして、詰め物の素材の種類やそれぞれのメリット・デメリットをきちんと説明をしてくれる歯医者さんを選びましょう。
 
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寒河江 英子(Eiko Sagae)