歯科医師が伝授!しつこい口内炎はうがい薬・ビタミン・食事で治す!

食事や会話中に非常にやっかいな口内炎。
ふとした瞬間にできてしまうことが多いですよね。
そんな口内炎もしっかりと治す方法があるのです。
歯医者さんに聞いた口内炎の治し方を今回はご紹介します。
 

 

そもそも口内炎の原因とは?

気付いたらできてしまう口内炎ですが原因にはどんなものがあるのでしょうか?
さまざまな要因があり解明されていない部分もあるのですが、以下が主な原因です。
 

原発性口内炎(ヘルペスウイルスへの感染・口腔内の傷による炎症)

原発性口内炎とは、口の内に局所的原因がある場合の口内炎のことをいいます。
硬い食べ物を食べてしまったり、歯で噛んでしまったり熱い食べ物を食べたりなど、口腔内を何らかの理由で傷つけてしまったことによって起こる炎症が代表的です。口の粘膜がヘルペスウイルスに感染してしまうことで起こるものもあります。
 

症候性口内炎(ストレスや他の病気によって起こる炎症)

症候性口内炎とは、口の外に原因(全身的な疾患等)がある場合の口内炎のことをいいます。
疲労感やストレス、ビタミン不足、その他病気など明確な原因不明によっておこるものです。
また口内が不潔な状態が続いた場合にも起こります。
 

効果的な口内炎の治し方

イソジンなどのでうがい薬で口を清潔にする

口内炎は細菌の感染によって起こります。したがって口の中を清潔にすることが重要です。
歯をみがくことやイソジンなどを使って口をゆすぐことで常に口内を清潔にしましょう。
 

ビタミンを摂取する

ビタミンB2の欠乏が口内炎を招きます。
レバーやのりなどのビタミンB2を多く含む食べ物やサプリメントを摂取しましょう。
 

体の免疫力を高める

ストレスも口内炎の大きな要因です。
睡眠をとる、運動をするといった方法で日ごろからストレスを溜めないようにしましょう。
 

虫歯を治す

虫歯によって鋭利になった部分が粘膜を傷つけることもあります。
虫歯を放置している人はすぐに治しましょう。
 

薬を利用する

あまりに長期化している場合や症状がひどい場合は、薬を使いましょう。
軟膏やステロイド系の塗り薬が効果的です。
 
監修日:2020年1月10日
 

監修医 プロフィール

医療法人社団 輝 藤本歯科長洲医院
藤本 俊輝
歯学博士
日本大学歯学部歯科補綴学教室Ⅱ講座兼任講師
日本補綴歯科学会 専門医・指導医
日本磁気歯科学会 認定医
日本口腔インプラント学会 専修医