虫歯治療したのに歯がしみるのはよくあること?歯科医師が回答!


意を決して虫歯治療をしたのに、治療後も歯がしみるということがよくあるようです。今回は、虫歯治療の後の痛みについて歯科医師に伺いました。虫歯の進行度により削った深さによっては、3ヶ月程度しみることが続くようです。

目次

  1. 虫歯治療の後に歯がしみることはよくあること?
  2. 神経を抜くと歯は弱くなる!初期虫歯のうちに治療を

1.虫歯治療の後に歯がしみることはよくあること?

歯科医師に下記のような質問をしています。

Q:治療をして2週間ほど経ちますが、食事中や冷たいものがしみます。治療後はじめの頃はしみるからと言われ我慢していましたが2週間経っても治らないことありますか?
A:あります。歯を削ると、歯の表面から神経までの距離が近くなり、しみるようになります。しばらくすると、神経の内側に壁ができ、しみにくくなるような反応が起きます。しみなくなるまでの期間は、どれだけ削ったかによって変わりますが、だいたい1~3か月程度で落ち着いてくると思います。

歯科医師からの回答によれば、虫歯の治療後にも継続して歯がしみることはよくあることのようです。歯を削ると、歯の表面から神経までの距離が近くなってしまうため、刺激に対して敏感になってしまうようです。

しばらくすると神経の内側に壁ができて、しみにくくなるようです。それまでは、できるだけ刺激を与えないようにするのが良いでしょう。

2.神経を抜くと歯は弱くなる!初期虫歯のうちに治療を

同じ質問の中に下記のような回答もありましたのでご紹介します。

A:虫歯が深かった場合、歯の神経に炎症が起こり、痛みが出ることがあります。次第に改善していくものですが、3か月程経過しても痛みが継続する場合は、神経を取る必要がある場合も有ります。
引用元:もろとみ歯科 諸冨 彰彦 歯科医師 回答日:2018/12/04

こちらの回答によれば、虫歯が深かった場合は歯の神経(歯の根の先)で炎症を起こしていることが考えられるようです。3ヶ月経過しても痛みが引かない場合は、神経を抜くことを提案されてしまうかも知れません。

神経を抜くと、痛みを感じることはありません。しかし、神経を抜いてしまうと血管から栄養が運ばれなくなり、歯はますます弱くなってしまいます。結果的に寿命が短くなり、歯が根の部分から折れて抜歯になることもあります。

そのようにならないためには、早めの治療と予防が大切です。早めの治療であれば、歯の削る量を抑えて保険の白い詰め物(コンポジットレジン)で詰めることができます。初期虫歯に気付くために、痛くなる前から定期的に歯医者さんへ通うようにしましょう。

歯医者さん検索サイトである医科歯科.comでは、「予防歯科」で「ネット予約・電話予約」ができる歯医者さんが5,705件(2020年1月9日現在)あります。「土日診療」や「21時以降」など絞り込み検索もできます。定期的に通いやすい歯医者さんを見つけるために、ぜひ利用してみてください。

全国の「予防歯科」で予約できる歯医者さん一覧ページはこちら
全国の歯医者さん一覧ページはこちら

寒河江 英子(Eiko Sagae)