何回も歯医者さんに通い、なかなか終わらないことに納得できていますか?1回で治療が終われば費用の負担も、時間を作って予定を開けなければならないことも回避できるように思います。しかし、本当に大切なことは、それ以上の治療をしないことです。複数回、歯医者さんへの受診が必要な理由について歯科医師に伺いました。
目次
1.神経まで虫歯が達してしまうと5~7回の治療が必要です
歯科医師に下記のような質問をしています。
こちらの歯科医師の回答によると、虫歯が神経まで達してしまったような重度の虫歯の場合は、治療をして被せ物を入れるまでに5~7回はかかってしまうようです。神経に達した虫歯の治療を根管治療と言いますが、神経は複雑でていねいに行う必要があります。
この根管治療がうまくいくかどうかで、回復して歯を保つことができるか、悪化して根に膿が溜まり再治療、あるいは抜歯になるかということになります。また、歯周病の場合は歯周病菌を取り除くために、定期的なメンテナンス(歯のクリーニング)を行うことが治療にあたります。
いずれにしても、根気よく治療に取り組むことが必要です。症状が重度であればあるほど、治療には期間を要することになるでしょう。そして、費用の負担も多くなってしまいます。
2.治療後の予防が最も重要!再度虫歯にならないために
できれば行きたくない場所である歯医者さんですが、治療のためではなく予防のために通うという考え方もあります。定期的に通っていれば、もしも虫歯が見つかっても、小さな初期虫歯なら保険適用で白い詰め物(コンポジットレジン)で治療することができます。
神経まで達してしまった虫歯を治療して、保険適用の銀歯で被せた場合、将来再治療となるケースは少なくありません。銀歯は、二次カリエス(虫歯治療したところがまた虫歯になること)に最もなりやすいと言われています。再治療を繰り返し、抜歯になってしまうかも知れません。
自由診療の被せ物であってもケアを怠れば同様ですが、治療後の予防が最も重要と言えるでしょう。普段の歯磨きだけでは予防としては限界があり、最低でも半年に1回は歯医者さんで歯のクリーニングを行うことが良いとされています。
自分では落とせない歯垢や歯石を磨き落とし、歯をツルツルにして汚れを付きにくくする効果が期待できます。これまで虫歯治療を経験されている方はもちろん、経験していない方も予防のために歯医者さんへ通うことがおすすめです。
歯医者さん検索サイトである医科歯科.comでは、「予防歯科」で「ネット予約・電話予約」ができる歯医者さんが5,702件(2020年1月7日現在)あります。「土日診療」や「21時以降」など絞り込み検索もできます。定期的に通いやすい歯医者さんを見つけるために、ぜひ利用してみてください。
全国の「予防歯科」で予約できる歯医者さん一覧ページはこちら
全国の歯医者さん一覧ページはこちら