歯科医師監修!健康的なピンク色の歯茎を甦らせるガムブリーチングとは?


歯も歯茎も美しくなりたい!
ホワイトニングやブリーチングで歯を美しく保つことは、今や常識以前の美人の鉄則と言えるでしょう。
笑顔からこぼれた清潔感あふれる白い歯がもたらす印象は、プライベートではもちろん、就活などの場面でも有利に働くことは誰でも知っています。
でも最近では、歯が白くなったことで別のお悩みが浮上したという人が増えています。
その犯人とは、色の悪い「歯茎」…だったのです!
 

第一印象をも左右する?歯茎の色

歯茎は、本来の健康な状態であれば、歯肉が適度に引き締まり、きれいな薄いピンク色をしています。
ところが、様々な要因がもとで、どんよりした赤黒い色になってしまうことがあります。
特に、笑うと歯茎が露出する「ガミー・スマイル」タイプの人は要注意!他人は見ていないようでも、実はしっかり見られている口もとは、品性や健康状態がすぐに分かってしまう部分でもあります。
歯茎の色がどす黒いだけでなく、腫れたようにブヨブヨとしていたら、即刻ケアの必要ありです。
 

歯茎にも現われるタバコの影響

歯茎の色が悪い原因は、歯周病や生活習慣からくる健康状態の乱れ、あるいは、虫歯の治療や差し歯の金属による変色などが考えられます。
また喫煙は、ニコチンやタールが色素沈着を起こすだけでなく血行不良を招くので、歯茎の黒ずみをもたらします。
喫煙の習慣があって歯茎の色に悩んでいる人は、何はさておき禁煙が基本です。
 

生活習慣の見直しと地道なケアでピンク色の歯茎に

歯茎の色の悪さが生活習慣に起因する場合は、毎日のホームケアでもある程度の回復は見込めます。
歯磨きでは、時間をかけた正しいブラッシングを心がけ、磨き残しのないように。歯周病予防用や歯茎ケア用の歯磨き剤を使ってみても良いでしょう。
さらに、就寝前には人差し指の腹を使って歯茎のマッサージを習慣づけると、血行が促進されて健康なピンク色に近づくと言われています。
 

歯科でできる歯茎ケア「ガムブリーチング」とは

歯周病が進んで炎症が起きているような場合は、まずは歯科で治療とケアの指導を受け、完治を目指すことが第一です。
しかし、喫煙やその他の理由で歯茎にメラニン色素が沈着している場合は、歯科でガムブリーチング(またはガムピーリングとも)の処置をすることで、短時間で歯茎の色を改善することができると考えられています。
ガムブリーチングは、変色の原因によっては適用できないこともあるので、必ず歯科医師に相談し、適切な処置方法を選ぶようにしてください。
 
監修日:2019年12月25日
 

監修医 プロフィール

医療法人社団 輝 藤本歯科長洲医院
藤本 俊輝
歯学博士
日本大学歯学部歯科補綴学教室Ⅱ講座兼任講師
日本補綴歯科学会 専門医・指導医
日本磁気歯科学会 認定医
日本口腔インプラント学会 専修医