目立ちにくいマウスピース矯正のメリットやデメリットを歯科医師が語る!


「歯並びを矯正する」と聞くと、あの銀色の金具を思い浮かべる人がほとんどだと思います。
しかしあの金具を使うと歯が目立ってしまい、なんとなく歯を見せたくないと思ったことのある人もいるのではないでしょうか?
確かに審美的にはあまり良くないですが、だからといって矯正しなければならないので仕方なく金具をつけなければなりません。
……と半ば諦めている人に朗報です。実は、あの銀色の金具を使用しなくても矯正する方法があるのです。
今回は、歯列矯正について知っておきたい知識を紹介します。
 

マウスピース矯正は目立ちにくい

歯に固定させるワイヤーやブラケットを使用しなくても、取り外しができるマウスピース型の装置で歯を動かす矯正法があるのです!
使用する装置の形状から「マウスピース矯正」と呼ばれています。
使用するマウスピースは透明度が高く、薄いプラスチックでできているので、歯を出しても目立たず、周囲の人に気づかれにくいのが特徴です。
また、食事や歯磨きの際は自分で取り外すことができる点も嬉しいですね。見た目を気にする人にはおススメの矯正方法です!
 

マウスピース矯正のデメリットはあるのか?

マウスピース矯正はすべての症例に対応しているわけではありません。ケースを選びます。
そして、価格が医院によっては割高になることや、定期的に装置を交換する必要があるため、決められた日に必ず来院すること、また一日当たりの連続装着時間や総装着時間(1日トータルで14~17時間)が決まっています。
それらが守られない場合、当初の計画通り治療が進まず、一から治療計画の立案が必要になり、さらに費用と期間がかさむこともあります。
 
したがって、マウスピース矯正の適応ケースで真面目にクリニックに通い続ける自信のある方は、検討してみる価値があります。
 
監修日:2019年12月18日
 

監修医 プロフィール

医療法人社団 輝 藤本歯科長洲医院
藤本 俊輝
歯学博士
日本大学歯学部歯科補綴学教室Ⅱ講座兼任講師
日本補綴歯科学会 専門医・指導医
日本磁気歯科学会 認定医
日本口腔インプラント学会 専修医