歯科医師が答える!歯のホワイトニングの価格がピンキリの理由


ホワイトニングの効果は歯を白く美しくすることです。それだけでなく、お口の健康や歯の美しさに関心を持ち、予防意識を更に高めたいという気持ちにさせてくれる点が大きなメリットだと思います。

歯を傷つけることなく行えるホワイトニングですが、施術する場所によって価格は様々です。3万円近くするところから3千円程度でできてしまうところもあります。ホワイトニングの価格が10倍近くも違いが起こる理由について、歯科医師に伺いました。

目次

  1. ホワイトニング剤は種類が豊富!国産か海外産かによっても価格が違う
  2. 安易に自分でホワイトニングを行うことは危険!理解・納得して施術を

1.ホワイトニング剤は種類が豊富!国産か海外産かによっても価格が違う

歯科医師に下記のような質問をしています。

Q:ホワイトニングは、なぜ病院によって料金にばらつきがあるのですか?すごい安いところは他と何が違うのでしょうか。
A:ホワイトニングは自費診療になりますので、医院によって料金にばらつきがあります。使用しているホワイトニング剤も医院によって異なり、薬剤の種類によっても料金に差が出てくるかと思います。劇的に安いところが危ないとは限りませんので、どのような薬剤でどのような方法でしてもらえるのかを確認して頂いたほうが良いかと思います。
引用元:今西歯科医院 今西 恒夫 歯科医師 回答日:2017/09/14
A:ホワイトニングの料金に差があるのは、薬剤や術式の違いによります。薬剤は国産のものから海外産まで実に幅広く販売されているため価格帯に幅が生じます。
引用元:バランス歯科 進藤 頌子 歯科医師 回答日:2018/12/12

歯科医師からの回答によれば、ホワイトニングは自由診療であるため医院が独自にそれぞれ料金を決めることができるようです。使用する薬剤の種類や使用方法、設備など様々な要因によって価格が決まります。

薬剤については、国産のものから海外産のものまで幅広くあり、価格がピンからキリまであります。ホワイトニングを行う際はどのようなものを使用しているか、施術を担当する方に確認してみてはいかがでしょうか。

2.安易に自分でホワイトニングを行うことは危険!理解・納得して施術を

同じ質問の中に下記のような回答もありましたのでご紹介します。

A:金額は、使う薬 設備 経験 検査や説明に用意している時間と人員の質と数によって大きく異なります。中には歯科医師や衛生士でない者がお薬を渡して自分で塗って自分で光を当てる(薬剤を活性化する)(未認可の薬剤のことも有り)ことにより激安となっている場合もあります。
引用元:さくらい歯科医院 櫻井 英利 歯科医師 回答日:2018/12/05

日本で認可されていない薬剤ということは、効果や安全性が保障されていないという事になります。しかし、海外では認可されているという場合もあり、それが一概に悪いものであるということではありません。医療分野の進歩は著しく、認可が追い付かないという問題もあるためです。

しかしながら、歯科医師や歯科衛生士などの医療従事者ではないものが販売すること、またはインターネットなどで購入することについてはリスクが伴うことを知っておく必要があります。

安いからと安易に行うのではなく、しっかり理解し納得して行うことが大切です。そのためには、歯の専門家である歯科医師や歯科衛生士に直接話しを聞くことが重要になります。

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寒河江 英子(Eiko Sagae)