矯正装置は虫歯になりやすい?矯正治療中に気を付けたい食事の摂り方


大人になってからでもできるとされている矯正治療ですが、矯正装置は食べ物が絡まりやすいものです。筆者(20代)は子どもの頃に矯正治療を行っていたため、その苦労がよく分かります。

子どもの頃、焼肉屋さんで食べた冷麺の麺が矯正装置に絡まり、噛み切れない麺がのどを詰まらせそうになったことは、きっと一生忘れません。これから矯正治療を考えている方の参考になればと思い、食事で気を付けた方が良いことはあるかを歯科医師に伺いました。

目次

  1. 矯正治療中に食事で気を付けるべきこととは?
  2. 虫歯のリスクを伴う矯正治療は、念入りな歯磨きが必須

1.矯正治療中に食事で気を付けるべきこととは?

歯科医師に下記のような質問をしています。

Q:矯正歯科治療中は食事に気を付けることはありますか。
A:矯正装置に絡み付きやすい食べ物もありますので、しっかりとしたお掃除が大切になります。
A:清掃性が装着をつける分悪くなり、虫歯になりやすくなるので、糖質の多いものや、残りやすい粘着質なものは控えた方が良い
引用元:村田歯科医院 村田 公明 歯科医師 回答日:2017/10/26
A:特にありませんが、虫歯になりやすい(ブラッシングしにくい)ので、より気をつけて、ブラッシングとクリニックでのケアを行うようにしてください。

歯科医師の回答にもあるように、矯正装置を付けることで食べ物が付着しやすく、今まで以上に丁寧な歯磨きが必要です。また、糖質の多いものや粘着質のものは注意しましょう。

特に飴(キャラメル)やガムなどは控えた方が良いと回答されている歯科医師もいました。矯正装置に付着して装置が外れてしまうこともあり、気を付けた方が良いでしょう。

矯正中に特に食べられないものはありませんが、私自身の経験では麺類や肉、イカ・タコなどが噛みにくかった記憶があります。弾力のあるものが装置に詰まると苦しい思いをしますので、よく噛んでゆっくり食べる必要があります。

2.虫歯のリスクを伴う矯正治療は、念入りな歯磨きが必須

一般的なワイヤーを使用した矯正装置は、歯垢もたまりやすく念入りな歯磨きが必須です。私の経験上、ワイヤー部分が口の中で引っ掛かり、その傷から口内炎ができてしまうことも多々ありました。

虫歯のリスクがあるだけでなく、様々な痛みを伴うことがデメリットでもあります。しかし、矯正装置を外したときの開放感や、きれいに整った歯並びはかけがえのないものです。

また、ワイヤーを使用しない透明なマウスピースを使用した矯正方法もあります。こちらは取り外しが自由にできるため、歯磨きを今まで通りにできる点がメリットです。食事で食べ物が引っ掛かり詰まらせることもありません。

歯並びを改善していくことは、将来的な虫歯や歯周病のリスクを軽減することに繋がります。無料相談を行っているところもありますので、歯医者さんでまずは相談してみてはいかがでしょうか。矯正は長い治療期間になりますので、納得できる矯正方法を選んでほしいと思います。

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寒河江 英子(Eiko Sagae)