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妊娠中に歯の治療はどこまでできる? レントゲンや麻酔の胎児への影響について 

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「妊娠中は歯科治療を避けたほうがいい」という話はよく耳にします。

その根拠としては、レントゲンや麻酔、痛み止めなどの薬の胎児への影響が挙げられることが多いですが、妊娠中はつわりがひどくて歯磨きがしづらかったり、食事が不規則になるため虫歯ができやすかったりと、口の中にトラブルが起きやすい時期。また、出産後はあかちゃんの世話で忙しくなることを考えると、「できることなら妊娠中に歯科治療を済ませてしまいたい」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

妊娠中に歯科治療は行ってよいのか? よいとしたら何に気を付けるべきなのか? 押さえておくべき胎児と母体への影響を確認しておきましょう。

妊娠による体の変化と治療における注意点

妊娠中の歯科治療について理解するには、妊娠によって体にどんな変化が起きるのかを知っておくことが役立ちます。初期・中期・後期と3つにわけてご紹介します。

妊娠初期(妊娠1~4ヶ月頃)

微熱が続く、眠気が強くなる、便秘になるなど、さまざまな症状に悩まされる時期です。特に妊娠4~6週頃から始まるつわりは最初の試練とも言われるほどで、強い吐き気を感じることも多く、歯ブラシを口に入れるだけで気持ち悪くて吐いてしまうという妊婦さんも珍しくありません。

一方、お腹の中の赤ちゃんにとっては、妊娠2~3ヶ月頃はさまざまな器官が作られていく大事な時期にあたり、飲み薬などの影響を受けやすいので注意が必要です。

【治療での注意点】

妊娠初期は体調不良やつわりがひどいため、歯の治療どころではない場合が多いですが、治療ができないわけではありません。レントゲンや麻酔、痛み止めなどの薬の服用が心配になるかもしれませんが、歯科医院のレントゲンは口に向かって当てるだけ、麻酔は局所麻酔なので、赤ちゃんへの影響はないと言われています。

ただ薬の服用については、妊娠4~10週ごろは胎児に影響を与える可能性があるとされており、この期間は服用を避けるのが一般的です。したがって、痛み止めの服用が必要になるようなもの、例えば親知らずの抜歯などの外科的治療はこの時期に行うのはやめておきましょう。

しかし突発的な歯の痛みなどで、どうしても処置が必要な場合もあります。薬の中には妊娠中や授乳中でも服用できる安全性の高い薬もあるので、歯医者さんに相談してみるとよいでしょう。

妊娠中期(妊娠5~7ヶ月頃)

「安定期」と呼ばれる時期で、つわりは軽減し過ごしやすくなります。妊娠6ヶ月~7ヶ月ごろになると、徐々にお腹がせり出してくるため重心の位置が変わり、腰痛や背痛を感じる妊婦さんもいます。

【治療での注意点】

最も安定している妊娠中期は、初期のように体にかかる負担も少なく、歯科治療が受けやすい時期です。通常の虫歯治療から歯周病の治療、クリーニング、矯正治療などを行うことができます。出産前に治しておきたいものがあるなら、この時期を狙って治療するのがおすすめです。なお抜歯を伴ったりする簡単な外科的処置を行うこともできますが、緊急性の高くない症状であれば出産後での治療でも問題はないでしょう。

妊娠後期(妊娠8~10ヶ月頃)

お腹はさらにせり出してきます。お産が近づくにつれお腹が張る回数も増え、どうきや息切れ、大きくなった子宮に血管が押されて血流が悪くなるため、手足のむくみなどの症状が出ます。体が重くなるので、歩いたり動いたりした後はかなり疲れやすくなります。

【治療での注意点】

お腹が大きくせり出してくる妊娠後期は、仰向けで治療するとお腹が圧迫されやすく、体にかかる負担が増えるので、歯科治療を受けるにはあまり向いていません。また臨月でなくとも陣痛の起きる可能性や早産の可能性があることを考えると、あえてこの時期に治療を受けるメリットは特にないと言えるでしょう。治療は応急処置やクリーニングなどの予防措置にとどめておくのが無難です。

妊娠中の歯科治療はここに注意!

以上、妊娠の時期に合わせた歯科治療の注意点を紹介してきましたが、レントゲンによる被ばく量や使用する抗菌薬・鎮痛剤などの成分は歯科医院により違いがあります。より安全に治療を受けるためには、以下のようなことにも気を付けておくとよいでしょう。

  • 歯科医師に妊娠していることを伝えておく
  • 歯科医院には母子健康手帳を持って行く
  • 産婦人科の先生に、歯科治療を受けることを伝えておく
  • 無理はしない。体調が悪い時はキャンセルして治療の日を改める
  • 楽な姿勢で治療を受け、お腹に余計な力が入らないようにする

妊娠中のどの段階かにもよりますが、基本的には妊娠中でも歯科治療を受けることはできます。治療の前には歯科医院とよく相談し、納得した上で治療に臨んでください。

Text:橘夢人
 

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【編集部コメント】

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