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子どもの歯並びは、食習慣で変わるって本当?

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「子どもの歯科矯正」というと、どのようなイメージがあるでしょうか。

「大人より歯が動きやすいから簡単」「小学校に入る頃から、矯正装置をつけるといいと聞いた」など、ついつい「歯が生え揃ってから、器具をつけて歯並びをよくすること」だと思ってしまいがちですが、実は子どもの歯並びは、0歳からの姿勢や生活習慣、食習慣の影響を受けて作られるものです。

永久歯へと生え変わる時期に器具で正しい位置に導くことも大事なのですが、小さい頃から正しい生活習慣を実践することで、そもそも矯正をする必要が無くなる場合もあります。

子どもの歯並びに大きな影響を与える、食習慣について紹介します。

 

子どもの歯は隙間があるのが当然

「子どもの頃はきれいな歯並びだったのに、永久歯に生え変わるときに歯並びが悪くなってしまった…」大人でもこんな悩みを持っている人は、結構多く見られます。

 

このように歯がきれいに並ばない原因として最も多いのは、歯が並ぶのに十分なスペースが無かったことです。というのも、本来は子どもの成長と共に顎も発達していくものなのですが、昔に比べて硬いものを噛む機会が少なくなっている現代では、顎が十分発達しないまま生え変わりの時期を迎えてしまうのです。

一方、昔から歯の大きさは変わっておらず、永久歯は3歳頃までに生え揃う20本の乳歯より、一回り大きいのが普通です。乳歯の段階でぴったりと隙間なく生えているようだと、永久歯に生え変わったときに新しい歯が生えるだけの十分なスペースを見つけることができず、重なったり外側にはみ出したりしてしまうこともあります。

 

このような事態を防ぐのに非常に有効で、専用の器具で顎の骨を広げる以外のほぼ唯一の解決策は、3~5歳の頃に日々よく噛むことを通じて、顎の発達を促してあげることです。乳歯が生え揃った段階で歯に隙間が無くても、毎日よく噛むことを続けたことで顎の成長が進み、乳歯の間にしっかり隙間ができて生え変わりに必要なスペースが確保できる場合もあるのです。

 

よく噛むことを習慣にするための3つのポイント

 

歯並びにとって非常に良い効果がある「よく噛むこと」ですが、生活に新しい習慣を取り入れるのは大変なことです。「よく噛むことが良いのは分かったけれど、なかなか続かない」というのが、多くの方の本音だと思います。

いくら体に良いとはいえ、「今日から一口30回噛もう」と思っているだけでは忙しさに押されて実行し続けるのは難しいですし、ましてや3歳や4歳の子どもに実践させるのは至難の業です。自然に生活に取り込むには、次の3つのことを上手く取り入れていくことをお勧めします。

 

1)硬い食材を選ぶ

白米をやわらかく炊きすぎない、食パンはトーストしたものにする、根菜類や乾物系のおかずを増やすなど、柔らかい食べ物を硬い食べ物に置き換えていくのが最もお手軽な方法です。野菜スティックや海藻、おやつにはおせんべいなどもお勧めです。

 

2)切り方、調理法を工夫する

これまで小さく切っていた野菜や肉を、気持ち大きめに切ってみるだけでも噛む回数は変わります。芋類やレンコン、ゴボウなどの煮物も、火の加減を調整して柔らかすぎないようにすることで、自然と噛む回数を増やすことができます。

 

3)食事の時間に余裕を持たせる

もう1つ、噛む回数が減ってしまう大きな理由に、食事の時間の短さがあります。特に朝は忙しく、やる事が多いときです。大急ぎで子どもにご飯を食べさせてそのまま保育園へ…ということになってしまいがちですが、少しゆとりを持って食べることで噛む回数を増やすことができます。毎食は難しい場合も多いですが、夕食だけでも実践してみてはいかがでしょうか。

 

ダイエットや脳の老化防止の効果も

よく噛むことは子どもたちの顎の発達を促すだけでなく、大人にも様々な良い効果をもたらします。

満腹中枢が刺激されるため、食べ過ぎ防止となり、ダイエットにも効果が期待できます。また、抗菌作用のある唾液をたくさん出すことで、虫歯や歯周病の予防にも繋がります。更に、口の周りの筋肉を引き締める作用による小顔効果も期待できますし、最新の研究では噛むことが脳細胞の活性化に繋がり、記憶力の向上や脳の老化防止にも役立つと言われています。

 

食習慣や生活習慣は、子どもたちの体を作るベースになります。「よく噛むこと」は小さいようですが、子どもにとっても大人にとっても大事なこと。ぜひ親子で「よく噛む習慣」を生活に取り入れてみてください。

Text:橘夢人
 

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【編集部コメント】

お子さんの歯を守るために気をつけるべきことがまとまっていて分かりやすかったですね。
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