MRT NEO株式会社

子供のデンタルケアは「将来の衛生習慣」を左右する大事な要素!

子供のデンタルケアは「将来の衛生習慣」を左右する大事な要素!
歯科医.com

小学校の歯科検診で、虫歯が見つかる子供がたくさんいたのは昔の話です。
歯磨き・仕上げ磨きの習慣定着や、保健所などでのフッ素塗布の普及により、近年は子供の虫歯率が大きく低下しています。文部科学省の「学校保健統計調査」によると、小学生では虫歯の子供(治療済の子供を含む)の割合は、ピークだった1979年度の94.76%に比べて2015年度には50.76%にまで減少しました。

このような虫歯の減少と歩調を合わせるように浸透してきたのが、「虫歯になってから治す」のではなく、「虫歯ができないような良い口内環境を保つことを大事にする」という予防医療の考え方です。
今回はこの予防を重視した歯科治療の視点から、子供のデンタルケアで注意すべきことを紹介していきます。

子供時代の習慣は大人になってからの健康にも影響を与える

なぜ、予防医療の視点から子供のデンタルケアを考えることが必要なのでしょうか。
それは、「歯は一度、失うと元には戻らない大事な物だから」というのはもちろん、子供時代の口の中の状態の良し悪しや身に付けた習慣が、大人になってからの健康にも大きな影響を与えるからです。

例えば、歯周病は大人の病気だと思いがちですが、実は子供時代の歯肉炎(口の中の細菌が作るプラークが原因で歯肉が炎症を起こした状態)が、進行したという場合もあります。
「虫歯や歯周病になってから治す」ではなく、子供のころから虫歯や歯周病の予防に取り組み、予防医療の考え方にのっとったデンタルケア習慣を身に付けることで、将来的に虫歯や歯周病になるリスクを下げることができるのです。

おやつのあげ方や食べ方にも気を付けて

虫歯・歯周病は、口の中の細菌が食べかすなどに含まれる糖分を栄養素にして作るプラーク(歯垢)が原因なので、毎日の歯磨きでプラークをしっかり取り除くことが何よりの予防策となります。
しかし、子供のころに行ったほうが良いデンタルケアは歯磨きだけではありません。見落としがちですが、次のような点も大事なポイントとなります。

正しい歯磨きの習慣を作る

毎日の歯磨きは、プラークを除去し口の中を良い状態に保つためには欠かせないものです。それだけに、正しい歯磨き方法が身に付いているかどうかは、将来において虫歯や歯周病になりやすいかどうかを大きく左右します
日本小児歯科学会では、最初はガーゼを使った「ガーゼ磨き」などから始め、幼児期後半頃(4~5歳)からは子供自身に磨かせたあとに仕上げ磨きをするようにして、小学校に上がるころまでに歯磨きの自立を目指すことをすすめています

しっかり噛んで食べる習慣をつける

噛むことはあごの骨の成長や味覚の発達を促すだけでなく、殺菌作用のある唾液の分泌が盛んになることで虫歯・歯周病予防になったり、脳細胞の動きを活発にしたりと、さまざまな効果があることが知られています。
小さいころによく噛んで食べる習慣を身に付けられれば、将来の虫歯・歯周病予防に役立つというわけです。

 

おやつのルールを決める

虫歯は、細菌の出す酸で歯が溶け出す(脱灰:だっかい)の速度が、唾液の作用で歯が修復される(再石灰化)速度を上回り、修復が追いつかなくなってしまったときに起こります。

だらだらと時間を掛けておやつを食べる習慣は、口の中を常に酸性に保つことにつながり、虫歯ができる手助けをしているようなものです。逆に、量や時間を決めておやつを食べる習慣が身に付けば、虫歯のリスクを減らすことができます。

 

定期的に歯科医院に通う

毎日歯磨きをしていても、磨き残しはどうしても出てしまいます。子供も大人と同じように歯石(プラークが変化し、歯ブラシでは落とせないぐらい硬くなった物)ができることがありますので、定期的に歯科医院に通って歯石の除去やフッ素塗布などのメインテナンスを受けるのがおすすめです。

フッ素には、「虫歯菌が酸を作るのを抑える」「再石灰化を促進する」「歯を丈夫にする」という3つの働きがあり、定期的に歯に塗ることで高い虫歯予防効果が期待できます。

 

噛み合わせの治療を受ける

噛み合わせや歯列の乱れは、虫歯や歯周病と関係なさそうに思いますが、歯磨きがしづらくなったりするので、虫歯や歯周病を引き起こす原因になります。歯科医院の定期検診で噛み合わせもチェックしてもらい、必要なら矯正治療を受けるのがおすすめです。

デンタルケアというと真っ先に歯磨きが思い浮かびますが、よく噛んで食べる習慣や定期的に歯科医院に通う習慣を身に付けることも、歯磨きと同じぐらい大事なことです。

食事の習慣は、一生の衛生習慣にとって土台になる部分なので、ぜひ大事にしてみてください。

<参考>
学校保健統計調査|文部科学省
子どもの歯みがき|日本小児歯科学会

Text:橘夢人

お近くの歯医者で対応歯科医院を検索!

口臭治療対応の歯科歯医者を探す!


——————————————————————————————————-
【編集部コメント】

お子さんの頃から定期的にクリニックに連れて行ってあげることが、大人になってからも自ら予防歯科を行うことにつながるのかもしれませんね。
ご予約はこちらから!

医科歯科.com
——————————————————————————————————-